ノートの落書き感覚で発信する情報ブログ、その名も「デジテクノート2」。 沖縄から不定期で好き勝手更新しています!今年で13周年目!

元祖エアロフォニック&What Hi-Fi誌で★5のRHA MA350レビュー

どうも、GPD Pocketに出資をしました私(@こふす)です。散財しちゃいましたので暫くは禁欲生活になりそうですハイ。届きましたらレビューしますので〜

さてさて今回はイヤホンのレビューです。米国では既に発売されていて(2012年頃から)ベストセラーにもなっているRHAの「RHA MA350」です。先月2017年3月に日本でも発売されましたので早速見ていきたいと思います。
MA350の評価されている理由はエントリーモデルで低価格にも関わらず、高音質で高耐久性を持ち合わせているという点だとか。価格にして約4000円弱なので今やライバルが多い価格帯だと思いますが、さてさて一体どんな音を出してくるんでしょうか!((o(´∀`)o))ワクワクですね。

What Hi-Fi誌★5つのRHA MA350を聞いてみる

※MA350はdripより提供して頂いております。

drip

ざっくりとMA350の特徴を書いておきますと、筐体がアルミニウム製のカナル型で、エアロフォニックデザインが特徴。このエアロフォニックはRHAのイヤホンではよく見られるデザインで、MA350の設計過程で生まれたんだとか。今もなおミドルエンドモデルに受け継がれている独特の形状はM350が元祖なんですね。

内容物はイヤホン本体とケーブルクリップ、キャリーポーチとイヤーチップです。

イヤホン本体がこちら。

チップを外すと分かりやすいですが、山型で非常にユニークな形状をしていますよね。これがエアロフォニックデザインなんですね。

イヤホンのドライバーからリスナーの耳に極めてスムーズに音を流すように設計されており、明瞭で正確なオーディオ再生を確固たるものとしています。
引用:https://www.rha-audio.com/jp/products/ma350

分岐部分はこんな感じ。

L型プラグでケーブルはファブリック製です。高耐久性と言われる理由にもつながっているわけですね。

ドライバーはダイナミックで130.5ドライバーが使われています。筐体がアルミ製なので不要な振動などを抑えたクリアな音も期待できそうですよね。

スペックはこんな感じ。

ドライバー ダイナミックドライバー(モデル130.5)
感度 103dB
周波数特性 16 – 22,000Hz
定格/最大電力 3 / 10mW
インピーダンス 16Ω
ケーブル 1.3m, ファブリックケーブル
接続 3.5mm, 90°, 金メッキ
重量  11g

音質チェック!

何時も通り評価音源で試聴してみましょう。まずは未エイジングでのファーストインプレッションです。

未エイジングだと「う~ん」かな

一切エイジングせずに開封して試聴してみた感じだと、高域のキンキン音が強いなという印象ですね。角があり空元気さがちょっと耳に障るなという感じです。評価が高いと聞いていただけにちょっと残念だなとも思ったり。まぁイヤホンなのである程度慣らしは必要ですけども、ファーストインプレッションとしては「う~ん」という言葉がピッタリかと思います。

ある程度慣らすと本来の音が出てくるかな

20時間程慣らした頃には角は取れていて、マイルド且つ空元気がクリアでメリハリの効いた元気さに変わっていました。これだったら普通に使えそうですね。

暫く聞いていて思ったのは音質としてはこの価格帯だと丁度中間から多少上ぐらいの位置に属していて、価格に対しては十分満足できる音作りだなと感じます。基本的にはフラットチックで、ずば抜けて評価出来る帯域が薄い分色んな音楽との相性も良いですね。反対に高域大好きです!とか低域重要視派の方からすると面白みが少ないなとも感じます。
ただRUSS CONWAY聞いている時に顕著に感じましたが、ジャズとかのピアノと低域のミックスが魅力の音楽系は苦手なのかな?と感じる部分もありました。解像度が高くないので細かな音の響きが感じられないのと、定位に若干傾きがあるのが要因かなと思いますね。同価格帯のS530とかcarbo tenoreは個人的にはそこら辺の音作りが上手いんだなと思ったり。

その反面MA350は中域の空気感や繊細さの表現は上手いですね。GONTITIとかも十分聞かせてくれます。

  • 高域     :
  • 中域     :
  • 低域     :
  • バランス   :
  • 解像度    :
  • 細部の表現力 :
  • 空間の表現力 :
  • デザイン   :
  • MA350 総合評価:(23/40)

好き嫌いは少なさそう。気軽に使えるイヤホンかな

前述した通り解像度はそこまで高くはないですが、意外と高域の抜けが丁度良いので全体的に締まった気持ちのいい音が出るのも特徴です。Pop系もイケますし、クラシックも良いでしょうし、クラブ系、ハウス系、アニソン、R&B etc..など何でもイケるのも魅力の1つでしょう。あと関連して聞き疲れが起きづらいのも良い点ですね。装着感はやっぱり流石RHAです。

同価格帯だとコスパ最強のcarbo tenoreもありますし、より低価格のZ3Sなどもあるのでライバルは結構多い気がしますね。なので購入される方はその中でどう魅力を見出すかという部分が重要かなと。
取り敢えずこれ持っていけば失敗はないよねという音ではあるので一か八か買ってみても良いかと。安いですしね(本当は試聴できれば良いんですけど多分量販店では置いてない気がする)
それだけのポテンシャルはあるので十分検討の価値はあると思いました。まぁRHAですから音作り自体は洗練されています。下手に冒険するよりは全然良いかもですね。

でもタッチノイズ酷すぎ

1つ惜しいというか、普段使いで結構ダメージあるなと思うのがタッチノイズが酷いという点。まぁ線がファブリック製という点からある程度察しは付きますが、結構ノイズ伝わります。なのでシュア掛け等で工夫が必要かなと思いました。あと付属品でケーブルクリップが付いているので、これを使うのもありですね。

番外編:コンプライT400装着してみる&TU-HP01経由して聞いてみる

丁度手元にコンプライ先日購入したT400があったので装着してみました。

わざわざ番外編追記したので何となく気付いた方も居ると思いますが、えーっと最高ですね。コンプライスゲェなマジで。
MA350で物足りなかった低域から中域が格段に底上げされ且つ空気感が増し、一気に色が付いたような音になります。これはこれで良いですね。

あとついでにTU-HP01でも聞いてみましたが、ウォーム感と重厚感が増してこれもこれでアリでしたね。ただT400付けながらだと主張し過ぎてかえって煩いので、真空管系経由させる時はシリコンチップ系が良さそうですね。

 

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