DUNU TITAN5のチタン製ドライバーのメリハリ透明度に圧巻!高コスパHi-Resイヤホン
【KZ ZS6レビュー】低価格イヤホン界で個人的に今年1番の衝撃!セカンド機最強のZS6みっちりレビュー
どうも、最近体重が6kgも増えました私(@こふす)です笑。大阪に引越してきてからというもの、食べまくり食べまくりで2ヶ月で6kg増ですよ。いや~リアルにダイエットしないと(汗
さてさて今年も残す所あと僅かですけども、今年2017年当サイトでは様々なイヤホンのレビューをしてきました。
ありがたい事にそれなりに評価してくださる方も居るようで、イヤホン選びをしている方にちょっとだけでも貢献出来たのかな〜なんて思っております。
最近では手持ちのイヤホンの種類も多くなってきまして、ちょっとばかし単価の高いイヤホンを手にする機会も多くなってきました。
しかしながら「単価が高いからいい音がする」というわけではない所もイヤホン選びの面白い部分だったりします。(勿論高ければ高いほど良くなる傾向は大いにありますが)
当サイトではこれまで低価格イヤホンのレビューも幾つかしてきましたが、今回は低価格イヤホン界隈で今一際人気が高く、そして2017年個人的にHOTだと思うKZ社の「KZ ZS6」をレビューしてみたいと思います。
イヤホンを選ぶ=音楽の質が変わる
ですので、近々イヤホンの買い替え予定がある方や、1万円台のイヤホンを選んでいる最中という方は是非この機会に低価格だけれども本当に侮れないKZ ZS6の魅力をチェックしてみてはいかがでしょうか!
では早速見ていきましょう。
リアルに頭おかC笑!?6000円台の価格では想像出来ないセカンド機にピッタリイヤホン「KZ ZS6」とは一体?
元々ZS6がリリースされた頃から興味があって購入を検討していた所、当サイトとのコラボも多いGearBest社よりサンプル品の提供がありまして、丁度良い機会だったこともあり送って頂きました。
というわけで一応今回はPR記事にはなりますが、まぁいつも通り良い所も悪い所もリアルに書いていきます。ただ元々欲しかった&気になっていたKZ ZS6のレビューですので正直良き方向にバイアスかかってるかも笑。その時はあとでツッコんでやって下さいです。
とまぁこの記事のスタンスをお伝えした所で、取り敢えず開封から見ていきましょうか。
まずはパッケージですが、こんな感じの白ベース簡易的な作りで届きました。どうやら豪華版というパッケージもあるらしい?ですが、こちらは簡易版(通常版)かと。
KZといえば以前ZS3をレビューしたことがありましたが、その最新版がKZ ZS6になります。ナンバリング的には手持ちの3よりも3世代も違うので非常に楽しみな所。(実はナンバリングから外れたラインナップも意外と数あったり)
簡単なスペックは以下の通りです。
重量 | 約25g |
プラグ | 3.5mm |
周波数帯域 | 7-40kHz |
インピーダンス | 15Ω |
感度 | 105dB/mW |
カラーバリエーションはグレー/ブラック/レッド/グリーンの4色あり、こちらはグリーンになります。
内容物は以下の通り。
まず付属のケーブルですが、こちらはZS3付属のケーブルとほぼ同じ取り回しがしづらいタイプになります。デフォルトで使うにはかなり厄介になるので別で用意した方が良いです。幸い2ピンリケーブル仕様ですので比較的豊富に用意出来るかと思います。
本体はこちら。まぁもう既にお気づきの方も居るかと思いますがw、某メーカーの某イヤホンとほぼそっくりです。確実に狙ってきたな感が半端ないので気になる方は居るかもしれませんね。
まぁKZ社含め中華イヤホンはここらへんの妥協幅がまだまだ広いので(いや根本的に狙ってきてるではあるんですけど)パクリと言われてもしょうが無いんですけど。
でもここ数年でクオリティーも質もオリジナリティー多様的に進化してますからね。ここが中華の侮れないしたたかな所かと。
リーガル的な部分は置いておきまして、取り敢えずデザインは言うまでも無く価格帯で評価すると良きかなと思います。幾つか接写画像も載せておきますので、KZ ZS6に興味がある方は作りのチェックもしてみてください。
筐体はアルミ製で作り込みもそれなりに良いかなと思います。甘さはまだありますし、ロット毎のバラツキもあるようなので(初期ロットは毎度ながら酷かったもよう)ココらへんは中華イヤホン特有の博打になります。
今回私の元へ来たロットは特に大きく気になる甘さはなく、普通に日常的に使える作りでした。
それにしてもまぁ似てますね笑。そんでもってここまで再現出来るのはある意味凄い。
手持ちのZS3と比べるとこう。ちなみにZS3もそれなりに良かったんですが最近ではめっきり出番なく…(後ほど音質レビューしますがZS3との比較は正直天と地の差があります)
ZS6ですが、各ユーザーのレビューを見ると音の作りは前作のZS5とかなり似ているとの声もちらほら。残念ながらZS3以降追ってなかったのでZS5との違いは比較出来ませんが、その代わり…
最近よく使っているコチラのイヤホンとの比較も交えながら音質チェックをしていきたいと思います。(ZS3も含む)
リケーブルはほぼ必須!
音質のチェックの前に実は別途購入しておいたケーブルに換装です。
価格はそこまで高いものではありませんが、デフォルトに比べるとかなり使い勝手は良くなりますし、あとレスポンスがよくなった気がします。(プラシーボな気もしますが…)
KZイヤホン対応だったので選びましたけど2ピン0.75mmなら好きなケーブルをチョイスすれば良いかと思います。ただ注意したいのがピンのソケット側の深さがそんなに無いので、ピン端子が長いと上手くハマらない可能性が高いです。(自分でカットしちゃうハメに)
ちなみに上記プラグ、KZ対応品ですが見事にピンが長くしっかりハマりませんでした汗。なので0.75mmというのもロット差でバラツキがある可能性高いです。
あとピン関連で言うと、物凄く固いです。ここは恐らくレビューを見る限り共通している部分なので構造的に固く作られている気がします。なので2ピンは2ピンでも何でもイケるというわけにはいか無さそうです(´・ω・`)
ケーブルの換装ついでに余っていたコンプライのT400に付け替えてみましたが、普通に取付可能でした。ちなみにノズルの直径は約6mmですのでT400だと若干キツめです。
ZS6の場合デフォルトのケーブルが結構残念な仕様なのでリケーブルは必須かと思いますので、その序に余りが無ければイヤーピースも用意しておくと良いでしょう。
ちなみに私はZS6用に3段フランジ、もしくは2段フランジを購入予定です。コンプライ素晴らしいですが、気分的になんか躊躇う時があるんですよね〜(あの感触が苦手なのかな)
KZ ZS6の音の作りをチェック!良いの?悪いの?
ではではお待ちかねの音質チェックをしていきたいと思います。実はZS6を使い始めてもう1ヶ月半になるので、初聞との比較からいきましょう。
まずは初聞(工場出荷状態での評価)
初聞でも非常に音域の幅が広い事が分かります。周波数帯域は7-40KHzと、所謂ハイレゾ帯域をカバーしており再生周波数の帯域面では十分。ちなみに7KHzスタートは私初めて。(5kHzスタートもあるよね)まぁ試聴可能領域外なので低域が凄いとかの話では無いのと、ハイレゾ=良いというわけでも無いのでよりけりの話にはなりますが、レンジ的に広いのはスペック上からも実視聴からも体感レベルで分かるかと思います。
ファーストインプレッションとしては「あぁなるほどやりおるなコイツ」です。基本的に同価格帯(6000円台)ではぶっち切りに音質はよく、正直同価格帯でそこら辺の有名メーカー品だと話にならないかもしれません。これは音の作りが似ているとのレビューもチラホラある前作のZS5にも自然と興味が湧いてきます。勿論1番というわけではないでしょうが、間違いなく2017年後半でのBEST5には入るかと思われます。
それぐらい未エイジング状態で既に音が完成されていて、音色の整え方も上手いなというのが正直の感想です。
勿論初見でう~んもあり
ただ1分も聞けば荒々しさが直ぐに分かります。元気さ故の荒々しさでもありますし、「う~んこの違和感はなんだ?」と首を傾げてしまうような惜しさもあります。
取り敢えず刺さりまくりますし、落ち着きがないのはしっかり聞くと直ぐに感じるかと思います。
出す所、抑えるべき所がブレてる感は否めませんが、ここらへんは使い込むと変化してくる部分。
ファーストインプレッションでの評価は価格に対しては大満足、だけど「うーんどうだろ?」な部分もあり、そしてトータル的に見ればまずますといったところでした。
使い始めて1ヶ月半での評価
大分馴染んできた感はあって、というか私が順応したのかな?
ファーストインプレッションの頃に感じた荒々しさと違和感は改善されてきたかと思います。
というわけでここからが詳細な音質評価になります。(よく使うイヤホン達を交えた評価)
評価イヤホン:KZ ZS6
- 高域 :
- 中域 :
- 低域 :
- バランス :
- 解像度 :
- 細部の表現力 :
- 空間の表現力 :
- デザイン :
- KZ ZS6 総合評価:(32/40)
高域周り
まず高域ですが、刺さる問題は今でもありますので構造的に刺さりやすい作りなのかなと思います。繊細な高音を聞きたい時、高域が特徴な音楽、女性ボーカルの中でも高音が魅力といった曲では結構キツイかなと。
比較してしまうと可哀想ではありますが、ER-4Sとは高域の出し方が全く異なり、全面的に元気よく出力してるに過ぎない音の印象です。
ですのでZS6で高域を楽しみたいというのは少々難しいかなと思いました。
勿論ココらへんはプレーヤー側で上手く調整する事で対処可能なので個体としての致命さは低いです。
あと全体として聞いた時にそこまで高域が足を引っ張っているかというとそんな事はなく、元々の解像度が高い事もありメリハリと空気感の表現は出来てるし、価格帯で考えると上出来と思います。
一言で言うなら「ちょい荒っぽく下品さも見え隠れする」的な感じでしょうか。暴れ馬的な。逆にこの荒さが活かせる曲であれば最高に楽しめますね。
中域周り
こちらは高域とは打って変わってまずまずな印象。ジャンルを選ばない無難な音というと聞こえは悪いですが、逆に言うと万人受けするので好き嫌いが少ない音かなと思います。
欲を言うともう少し湿度感と空間の表現力が欲しかったですが流石に価格的には求め過ぎかなと。あと若干低域とのバランス感で偏りがある気がするので、そこら辺も上手く調整出来ていると良かったかなと思いました。
価格帯的には全然許容範囲内の音ですが、普段数万円クラスのイヤホンを使っている方がセカンド機として使った時には多少の質の低さは感じられるかもしれません。高域の評価でも書きましたが、全面的にただ出力している感は否めないのでここもプレーヤー側で上手く調整が必要かもしれませんね。(勿論あくまでセカンド機としてのポテンシャルを求めた時の場合です。)
あと細かい点で言うと距離感の表現とキレがイマイチな点も気になる方は気になるかと思います。ちなみに低域が邪魔してて残念な音になりがちというレビューもありました。
手持ちのイヤホンでいうとVS-4の中域の表現力が好きでメイン機として使っていますが、やはり大きな壁があるので代替として使えるわけではありません。まぁココらへんは勿論承知ではあります。
低域周り
ZS3は低域がちょい強め印象の記憶がありますが、ZS6はそこまで低域寄りの音では無いかなと思います。弱いかというとそういうことは無く、かと言ってブーミーでもなく、普通の気持ち上くらいのレベル感です。
ポテンシャルの低さを隠すために下品に低音過多に傾かせた中華イヤホンに比べると普通に聞けるので、そこは評価してあげるべき点かと思います。
中域と同じく湿度感は欲しかった所。個人的に低域は好きな方なので私の使い方としては物足りなさは多少ありそうです。もう少し湿っぽさが表現出来ると良いなと思いますが、ここらへんは流石にHA-FW01と比べると可哀想ですね。
でもそこまで求めてしまうぐらいのポテンシャルを感じてしまうのは素直に凄いと思います。
ちなみにですが、アッテネーター「ER38-24」をかますと湿っぽさが加えられて、且つ少しだけ落ち着きのある丸みを帯びた低域になるので結構おすすめです。インピーダンスがちょい高くなるので出力が出せるプレーヤーをお持ちの方はアッテネーターの選択肢もありですね。
一部低域が全然出せてないというレビューもあるようですが、恐らくロット差じゃないかなと思ったり。低域の質こそ高くは無いですが、出ていないという事は無いのでKZ社ですしロットのバラツキは否めないかもしれません。ココらへんは運要素もあります。(時期的には大分ロットのバラツキは落ち着いた頃だと思います。)
全体的な部分
ZS6はダイナミック型を2つとBA型2つの計4ドライバ構成ですが、ダイナミック型には6mmと10mmを搭載している所謂ハイブリットイヤホンになります。
最近だとハイブリット型も低価格イヤホン界ではよく見かけるようになりましたが、同価格帯では質的に圧倒しているかなというのが正直な感想です。
価格に対してここまで細かく厳しく評価してもそこまで違和感なく聞けているというのが何よりのZS6の魅力といえるかと思いますね。
イヤホンに6000円も出せないという方には魅力的に映らないかもしれませんが、余裕があって1万円台のイヤホン選びで迷っている方には正しく検討しがいのあるイヤホンかと思います。
そこらの1万円台とも対等に戦えるポテンシャルを持っているのはホントに凄いとしか言いようがないですね。(ちょっとべた褒めすぎかな)
ちなみにアンダー5000円のイヤホンの中でだとcarbo tenoreをよく使っていた時期がありましたが、正直に言っちゃうとぶっち切りにZS6の方が良いです。勿論価格がZS6の方が高いので一緒に評価するべきでは無いですが、carbo tenore自体長年評価され続けているイヤホンですので、それに勝るというのは大分大きいかと思います。
セカンド機用としても価格的&スペック的に最高
メイン環境にはDP-X1AにVS-4の直挿し構成で使用していますが、ZS6はxDuoo X10の直挿しでセカンド環境としてピッタリかなと思ってよく持ち歩いていたりします。かなりコンパクトでそれなりの音を楽しむことが出来ているので、個人的には非常にマッチしているなと。
最近だとiPhoneに直差しで使ったりすることもあるぐらい気軽に使えるのも魅力ですね。勿論メイン環境のVS-4とは越えられない壁が1つ2つ程ありますが、それでも十二分に楽しめるのでありよりのありです。
でも1つ大きく気になる点も…
ZS6、音も良いし手頃だしで最近使う機会が多いんですが、長時間聞いていると結構聞き疲れが起きます。恐らく高域の強さが起因しているかと思いますがこれが物凄くクリティカル。
分解図を見ると高域用BAドライバが2機搭載されてますが、これが結構強くてデフォルトのまま使うと聞き疲れを起こす大きな原因になっているかと思います。刺さりやすいのもここらへんの調整不足でしょうか。シャリ感が凄く強いとまではいきませんが、まぁ聞く音楽にもよるのかな。体感できるレベルでストレスチックになっているなと感じる事があります。時間にして大体2時間辺りで疲れてくるので、それ以上の時間使うのはキツかったり。個人的にはここが非常に残念で仕方がないですね。
まぁ短時間であればデフォルトのままでも問題無いかと思いますが、長時間聞く場合やメイン機として使う場合はプレーヤー側で上手く調整してあげる必要があるかと思います。気持ち下げるだけでも大分変わりるので。
ZS6普通に買いだと思います!
買いでしょなんて言うとどうせ提供だからでしょとか言われそうですけど、元々興味があって購入検討中でしたからね。普通に満足できるだけの質はあるかと思いますし(いや確実にある)、コスパは非常に高いと思ってます。
6000円台でこの音が楽しめるというのはある意味イヤホン業界の価格帯レベルを大きく変えてくる勢いかなと感じました。勿論音ですので人によって聞こえ方感じ方が変わりますが、これは買っても良いんじゃないかなと思います。
最悪、本当に最悪合わなかったとしても6000円であればなんとか…ね。1万円台のイヤホンで何買って良いか迷っているならZS6こそピッタリなんじゃないかなと。
これからの季節クリスマスですし、散財する予定だよって方はついでの1品にZS6を試してみてはいかがでしょうか!
個人的には今年2017年の中華イヤホン(低価格イヤホン)の中で最も興奮したイヤホンでした。
KZ ZS6購入可能サイトリンク
GearBestで購入経験がある方&海外通販利用可能な方はGearBestからの方が大分安く購入可能です。
KZ ZS6 Custom-built Hybrid HiFi In-ear Earphones -$28.99 Online Shopping| GearBest.com
一応Amazonでも購入可能です(ちょっと高めです)