2週間使ってみたxDuoo X10の魅力とは?(デザイン・使い心地・音質・メリット・デメリット)
【結果DP-X1A最高!】AK70と迷いに迷って買ったDP-X1Aはやはり最高でした。
結論から言っちゃうとAK70手元に持っていないのでタイトル詐欺になっちゃいかねないのですが、まぁ悩みましてね。
AK70とDP-X1Aで約半年以上も。
だって定価こそ異なりますがある程度落ち着いてきた最近の価格帯だと、価格差がそこまで無いんですよ(DP-X1Aの方が1〜2万円高いぐらい)。
んでもってメーカーもONKYOとAstell&KernというDAPメーカーの中では超絶有名&優秀な2社。
そりゃどちらを買っても恐らく良い音が聞けますし、多分満足するはずです。
でも私は迷った。
価格的にはAK70が一歩手に入れやすいし、多機能性で言えば8万以下でDP-X1Aの右に出るものは少ない。恐らくないはず。
価格と多機能性。なんとも悩ましい2つの特徴。
更に更にAK70は小型サイズ。んでもってDP-X1Aは大分でかいサイズ。
そしてDP-X1AはDACとアンプをそれぞれ2基搭載。AK70はシングルDAC。
容量はDP-X1Aの方が拡張性高し。
初心者でも使いやすく、そしてミドルユーザーでも日常的に扱いやすいAK70。
一方で中級クラスでサイズ的に持ち歩きづらいけど、ONKYO最高水準の回路設計で価格帯以上の音を鳴らすDP-X1A。
どうしようか。
本来なら元々興味が惹かれていたDP-X1Aの発売直後に買うつもりだったのがズルズルと伸び、悩み、結局半年以上も待ちました。
でも遂に私は選択!そうDP-X1Aに。
突き詰めると理由は意外とシンプル。
Apple Music聞けるしwww
なんじゃそれ(笑)おい!
いや皆さんのツッコミ分かりますよ。
ならiPod Touch買えよって話ですし、わざわざ中級クラスのDAP購入してストリーミングの音楽を聞くなんてってことでしょ。
なんならスマホで完結するやん!って感じ。
一応DP-X1Aは半端ないスペックなので、幾らストリーミングとはいえ明らかにスマホとDP-X1Aでは音の鳴り方が異なります。
しかもバランス出力出来ますし、DP-X1AでApple Musicを聞くメリットというのもあります。
勿論私もローカルにはハイレゾ音源やCD音源の音楽ファイルは持ってます。持ってますよ。
あまり数こそ多くはないですけどね。それでも数百のアルバムがあるはず。
なのでそれだけを聞くというのもアリっちゃアリ。
でもねApple Musicも年々安定してきて曲も増えて便利になってきたんですよねー
なのでついついライブラリに追加しちゃってApple Musicだけで曲数も万単位になっちゃってさ。
なのでApple Music経由で音楽を聞くことが日頃多いんです。
んじゃ折角数万も掛けて購入するならDAPでもApple Music聞きたいなーと恐らく思うはず。
というか絶対思うなと。
そういう物凄く単純な理由でAK70はやめて、DP-X1Aを選んだというわけでした。
頭クルクルぱーですね(笑)
だってDP-X1AはAndroid OSフルが乗っていてしかも制限されていないという、意外と少ないDAPなんですもの。
Apple Musicだけじゃなくて、YouTubeアプリもインストール出来ます。勿論SoundCloud、Spotifyも。
自由度が高い。これが私がDP-X1Aを選んだ1番の理由かと思います。
さて、半年も悩んで悩んでやっと答えが出た私だからこそ言えることなんですけど、
DAPをスペックだけで悩んではハマる人は相当思考沼にハマります。
だって先に挙げたAK70とDP-X1Aってターゲットが全然違うわけで、スペックだけで比較すると「AK70はあれはアレで良いし」とか「DP-X1Aは良いけどアレがな〜」とかetc。
スペック上で単純比較をするとどれも選べなくなる。選びづらくなるというトラップがあります。
なので
- 1番良いのはリアルに聞き比べしてみる。そして直感で良いと思った物を選択する。
- 次に良い選択の仕方がライフスタイルに合わせてみる。使い方・代替時を想像して選んでみる。
これです。
私はeイヤホンさんでリアル聞き比べもしましたけど、でも踏ん切りが付かず使い方で選んだというわけでした。
音はどちらも特徴があって良かったんですよね〜。これがまたまた悩ましい。
さてさてそんなわけで前置き長く長く長〜くなりましたけど、DP-X1Aが手元に来たのでレビューしつつ紹介していこうと思います。
DP-X1Aをゆるく軽く写真多めでレビュー
というわけでやっとこさ踏ん切りがついて購入したDP-X1A。前作のDP-X1を純粋にパワーアップさせた今熱いDAPの1つと言えるでしょう。
価格は私が購入した段階で6万円台。定価が8万円後半辺りだったことから考えると、発売から約1年でだいぶ手に取りやすい価格帯に落ち着いたかなと思いますね。あとそれだけDAP界というのは新陳代謝が激しいということもわかります。
内容物は非常にシンプル。説明書とUSBケーブルとDP-X1A本体。この3点です。
事前に画面保護フィルムなんかも買っておきました。DP-X1Aはタッチディスプレイ搭載で、しかも制限が掛かっていないAndroid OSを搭載しているので汎用性が高く、ディスプレイにタッチする頻度も他のDAPに比べると高いかと思います。なので個人的にはこれ必須かなと。
取り出したばかりのDP-X1A。
ボリュームのダイヤルとか結構こだわり抜かれた作りになっています。
この凹みもまるで現代アートのような丸みがなんとも美しい。
ディスプレイを正面にして右側面に諸々のボタン類が集中しています。写真の右側から電源、早送り、再生/一時停止、巻き戻し、そしてMicroSDカードスロットは2基搭載。
詰め込もうと思おえばかなりの数の音楽を持ち歩くことが出来ます。
「twin dac」。DACは2基搭載という贅沢な仕様。これはミドルユーザーもウキウキしてきますよね。
電源を入れるとおなじみのAndroidのブートスクリーンが表示されます。初回起動時は結構時間かかるのでしばらく放っておきましょう。
起動したら後はスマホと同じ要領でセットアップしていけばOK。
はい起動完了です。プリインストールアプリの数は結構少なめ。そもそもONKYOがこだわって作ったDAPなのでサードパーティ製のアプリ詰め込んで自ら台無しにすることはないですよね。このこだわりさがユーザーとしては本当に嬉しい限り。
とりあえず最初に目につくのは「取扱説明書」のアイコン。アプリ式になっているので、これで色々操作とか覚えてねって感じですね。
レザーケースとかも買ってみた
さて一通り起動までしてみた所で別日に再度写真を撮りました。
その理由はレザーケースを購入したからです。
実はDP-X1AにはONKYO公式のレザーケースがありまして、これを装着することでより持ち歩きやすくなります。私もDP-X1A購入時に一緒に購入するつもりでしたが、意外とこのケースが高い。サードパーティ製だと7,000円を超えるものもあったりで躊躇していたところ、公式を探して購入したという感じです。
無くても良いんですけどね(熱こもりづらいし)。ただ傷なども防げるのであると安心できたり。
ONKYO公式製なのでロゴもあります。
ボリュームのダイヤルもきちんと操作できて干渉すること無し。良いね!
実際の操作感とか
はいでは実際に音楽を聞いてみたいと思いますが、使用するのは勿論DP-X1、DP-X1A用に最適化された専用のアプリです。DP-X1AにはAndroid OSが搭載されているので別のアプリを使う事も出来ますが、フル機能を活用するためには専用アプリが必須です。
ちなみにきちんと定期的にバージョンアップが行われていて、バージョンアップする毎に操作性、安定性は向上しています。結構使い心地は良かったり。(ただAK70のような作り込まれたUIではないのでスタンドアロンアプリとしての完成度の印象です。)
イコライザーも結構細かく弄ることが出来たりします。DP-X1Aだけではないですが、ココらへんを調整してぴったしの音へ作り込んでいくのはDAP購入者の醍醐味ですね。
設定も結構柔軟に可能で、ロックレンジの変更や、デジタルフィルターの変更、アップサンプリングの調整なども3タップ程度で変更が可能。ココらへんは音楽によって変えたいというユーザーもいるかと思うので操作性は悪くないかなと思います。
デフォルトだと192kHzまで可能で、USB接続させると384kHzまで上限が広がります。
デジタルフィルターは「SHARP」と「SLOW」と「SHORT」の3種類から選択可能。聞き慣れている曲がまた違った音色になるのは面白いです。
専用ウィジットなんかも用意されていたり。DP-X1AをDAPだけで使うという方は写真の感じでウィジットを設置してみるのもおすすめ。
ちなみにウィジットにはバランス出力をACGに1タップで変更できるスイッチもあったり。左の「Stand-alone」もボタンの1つで、押すと音質に影響のあるノイズを発生させる原因を切る事ができます(WiFi、Bluetooth、スクリーン点灯等など)。
冒頭で悩んだAK70にもありますが勿論バランス接続にも対応。私も早速試してみましたが中々いい音を出してきます。DP-X1Aを購入したら是非バランスとアンバランスの比較もしてみたい所。
音楽アプリの印象とか
さてちょっと話を元に戻して、専用音楽アプリについてです。
使い勝手は良いと書きましたが、Apple Musicが音楽のライブラリ代わりになっている私としてはやはりUI設計はApple Musicのアプリ(iOS版)には負けているなという印象。
基本的なことは出来ますが、UI/UXの詰めが甘いなと感じる部分が至る所にあります。ココらへんは後々アップデートで改善されていってほしい所ではあります。
アルバム表示の様子。決して操作ができないとか挙動がおかしいとかの類ではないんですけどね。いかにApple Musicのアプリの操作性が追求されているのかに気付かされます。
その他
またまた話が前後しますが、基本的にアプリは大体この程度。一部アンインストールしたり、ファイラーをインストールしちゃってたりしますが、必要最低限というかGoogle純正アプリが大半です。
本体ROMは64GBなのでそれなりにアプリなども追加でインストールすることは可。自分好みの・自分が使いやすい環境を簡単に構築できるのがDP-X1Aの大きな魅力ですね。
ちなみに私Timidity入れてサウンドフォント使いつつmidiをDP-X1Aで再生させるのが直近の目標だったり。もうアプリの方は良いもの見つけたので後はサウンドフォント選びですね。
では実際に聞いてみた感想、操作してみた感想、外に持ち歩いてみた感想を書いて終わりとします。
DP-X1Aの音含むトータルの感想
まず聞いてみた感想です。
一言でいうと購入して正解でした。求めていたラインはゆうに超えていましたし、評価されるだけの音の鳴り方はしてくれます。なので暫くはDP-X1Aだけで良いかなと思ったり。
また基本的になんでも出来る子なので1つ持っていると何でも出来ちゃう。そんな安心感があります。
更に出力される音自体の質も半端ないので、取り敢えずDP-X1Aで聞こうという流れが生まれます。信頼できるDAPが手に入ったというそんな感じですかね。音の設定も幅広く出来ますし、勿論アンバランス・バランス出力も可。そしてUSB出力も出来る。一通り揃っていて凄くまとまった出来る奴だなという印象を持っています。
実利用での操作の評価
操作してみた感想としては、デバイスの作りが良いお陰でOS操作自体に引っかかる部分は無し。ただ前述した通り肝心の専用アプリの完成度はまだ100%ではないので、そこら辺で操作に対して不満が生まれる事もあるかなという感じ。
AK70などもカーネル部分はAndroid OSですが作り込みがされているのでUIとしては既にある程度完成されていたりします。一方でDP-X1Aの場合は専用アプリなので、通常のアプリと同様にアップデートを通して作り込みがされていくというようなイメージですね。
ただ1つ朗報なこととしては、ONKYO自身が頻繁にアップデートをしていて、ユーザーとのやり取りをうまい具合で反映させていたりする点です。ココらへんはやはり国内メーカーの強みでもあり、自由度の高いDP-X1Aの魅力でもあるかなと思いますね。
外に持ち歩いてみた感想
まず重い、バッテリの減りが早い。この2点は最初から分かっていて購入した私ですが、やはりもう少し軽くなっても良いかなと思いますし、サイズももう少し小さくなっても良いかなと思いましたし、あとバッテリーは要改善部分かなと思いました。
重い、サイズがでかいは筐体の素材もあるので仕方がないとは思いますが、バッテリーに関してはもう少し持久力がないとDP-X1Aの実力が帳消しになりかねないなと。
Stand-aloneモードで使っていてもバッテリーの消費は早いでの、単純に機能に対してバッテリーの量が足りてないんだなと思いました。
シリーズ的に見ると恐らく次期バージョンでバッテリー周りは改善されてくるかと思いますが、流石に直ぐに買い替えるのは厳しいかと。価格的にもホイホイ買える値段ではないですし。
なので利用者がうまく工夫する他ないかなという印象です。
今のところ1日2時間の利用で2日(未シャットダウン)は絶対に持つので、スマホと同じように使っったら充電する癖さえ付ければ残量ゼロの残念な状況は回避できるかなと思ってます。
買ってよかったDP-X1A。これからガンガン活用していくよ!
さてゆるくレビューしてきましたけど、最後にこちらも音が良いDAPとしては有名なxDuoo X10と比べた様子を載せておきます。こうやって比較するとDP-X1Aのサイズ感が伝わりますよね。
音はどちらも良い音出してくれるのでこれは好みだなとつくづく感じましたね。
でも気持ちDP-X1Aの方が全体的な質の高さはあるかな (*^^*)
2台目のDAPにONKYOの「DP-X1A」おすすめです。
価格以上に凄く頼もしく自由度の高いDAPでした。