アンダー1万円から始める完全左右分離ワイヤレスイヤホン400-BTSH004
5,000円以下のBluetooth完全ワイヤレスイヤホン「SoundPeats Q16」を使う!
2015年頃から次第に低価格化の波が広がり、2016年には安いけど普通に使える製品が多くなったBluetoothイヤホン界。海外メーカーの精力的な開発もあって最近では3,000円台でも日常的に使う分には十分な音質と、使いやすさを兼ね備えた製品が数多く登場している。
そんなブームの中にあるBluetoothイヤホン。今年2017年は何と言っても完全ワイヤレスの時代に突入しつつある点に注目したい。
完全ワイヤレス(またはトゥルーワイヤレス)イヤホンと言えばAppleのAirPodsで有名の完全左右独立型のイヤホンだ。これまで左右を有線で繋いでいた部分が無くなり耳栓の様に独立しているため、イヤホンの存在を気にしないリスニングが可能になるなどと、徐々に人気を集めつつある。
そんな新しく未来的なイヤホンだが、実は徐々に低価格化が進みつつありAirPodsの様な有名メーカー製品の様に1万円以上出さなくとも、5,000円以下で購入出来る製品が続々と登場しているのだ。
今回はその中でも低価格Bluetoothイヤホン界では名が知られたSoundPeats発売の「Q16」のサンプル品を実際に使ってみて、完全ワイヤレスの魅力と低価格完全ワイヤレスの実力を少しばかり紹介していく。
既にBluetoothイヤホンを日常的に使用していて、手頃な価格の完全ワイヤレスに興味がある方は是非チェックしてはいかがだろうか。
手頃に完全ワイヤレスを楽しめるSoundPeats製Q16
今回使ってみるQ16はSoundPeats社から既に発売されている完全ワイヤレスイヤホン。記事執筆段階での価格は3909円と約4000円で購入でてしまう程に手頃なのが1番の特徴だ。
箱を開けるとお馴染みのハードケースが登場。SoundPeats製品には必ずこのロゴ入りハードケースが付属してくるが、これが何気に便利だったりする。
早速今回主役のQ16本体が出てきた。
付属品はこちらの計4点。
完全ワイヤレスという事でイヤホンが左右独立しているため、それぞれに充電が出来るよう二又のMicroUSBケーブルが付属してくる。
イヤーピースは本体付属と合わせてS/M/Lの3サイズが付属してくる。
さて気になるQ16本体というとこんな形状。いわゆる耳掛け式タイプで簡単に装着できるようになっているのが特徴。
全面にはSoundPeatsのロゴが入っている。
1つ当たりの重量は11gで2つ合わせて22g。これまで幾つかのBluetoothイヤホン(左右が有線式)をレビューしてきたが22gは若干重量があるかなという印象。ただし重たいとかのレベルではないので安心して欲しい。
Q16はコンセプトとして片耳だけ装着した利用、2人で片方づつ利用、両方装着して利用の3つの利用方法を想定しているため左右両方に同じコントロールボタンが備わっている。どちらも同じ様に操作でき、画像から見て上と下がボリュームと曲送り/曲戻し、真ん中が電源及びファンクションキーに割り当てられている。
底面には充電用MicroUSBポートが備わっている。丁度技適マークも見える通りきちんと日本国内の電波法令もクリアしている。
充電する時はこの様に二又のケーブルをそれぞれ挿し込み充電を行う。なおこの二又ケーブルだが、無くしたり断線した場合はMicroUSBケーブル2本使えば代用可能なため心配しなくてもOK。
Q16の形状を見て思い出すのが同社から以前発売されていたQ9Aというモデルだ。比べてみると瓜二つなのが分かる。単純にQ9Aの完全ワイヤレス化した正統進化版がQ16と考えても良さそうだ。
ちなみにOMAKER社から発売されているBluetoothイヤホンとも似ている。
完全ワイヤレスイヤホンのペアリング方法
完全ワイヤレスイヤホンのペアリングはメーカーによって様々だが、Q16に関しては非常にシンプルに出来ていて簡単。まずは左右どちらかのイヤホンの電源を長押ししてペアリングモードに入る。そしてBluetooth機器とペアリングし、その後もう片方の電源を入れると自動的に左右が接続されるという流れだ。
一度ペアリングしてしまえば次回移行の利用時は左右とも電源を入れれば即座にペアリングされてスタンバイ状態に移行してくれる。
最初は面倒かもしれないが、何度か行えば慣れてくる。
SoundPeats Q16の音質評価
実際に音楽を聞いてみると以外に悪くないというのが正直な感想。完全ワイヤレスだけあって装着感は流石に良い。左右を繋ぐケーブルが無くなるだけでここまでストレスフリーになるのかと改めて感じたし、これは2017年スタンダードになるなと感じた。
純粋に音質だけを評価すると流石に満足とは言えないが、価格相応の音は出してくれているなと言う印象。個人的には中高域はよく出ていると評価したい一方、低域の物足りなさも感じる。合わせて解像度が高くないため繊細な音を楽しむ事は難しいだろう。ただし同価格帯のBluetoothイヤホン(左右有線)と比べても遜色ない音を完全左右独立として楽しめているのは大いに評価したい。結構頑張っていると感じた。
音質に拘らないユーザーであれば十分Q16で快適なリスニングが出来るかもしれない。
完全ワイヤレスデビューにオススメ
5,000以下で購入できる完全ワイヤレスイヤホンとしては思いの外満足度が高いと感じたSoundPeatsのQ16。
実際に利用してみると音質云々の前に非常に使い勝手が良いため、また使いたくなってしまう魅力を持った。もちろん有線イヤホンの音質には到底及ばないが、それでも手にしたくなるのには左右独立だからこそ可能なストレスフリーな着用感があるからだろう。
首元に巻き付く線の感触や、この時期であれば冷やりと冷たい思いをすることも無いし、もちろんタッチノイズも無い。耳栓の様に装着すれば音楽が楽しめると言うのが完全ワイヤレスイヤホンの大きな魅力だと感じた。
興味があるけど一発目でAirPodsの様な1万円以上も出せないという方はQ16で完全ワイヤレスの魅力を体験してみるのも多いにアリだ。
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