ノートの落書き感覚で発信する情報ブログ、その名も「デジテクノート2」。 沖縄から不定期で好き勝手更新しています!今年で13周年目!

冷風機は冷えるのか!?TOYOTOMI「TAD-22FW」はスタイリッシュで高性能でオススメ!

001_20150720_tad22fw

 

どうも、どう考えても異常気象だろと思う気温が続いています沖縄在住の私(@こふす)です。

でも天気予報を見ると沖縄よりも関東地方の方が2℃程高くて「亜熱帯地方超えてるぞおい!」と一人ツッコミをしています今日この頃、私遂に冷風機を購入しました。

というのも私の家にはクーラーがありません。引っ越しして4ヶ月経ちますが未だ取り付ける意思がなく、どうせまた引っ越す時に取り外し工事をするのも面倒だと思いクーラーでは無く冷風機を購入することにしました。

本格的な暑さが到来するこの季節。巷でもクーラーやら扇風機やら冷風機やらの話題が飛び交っていますが、さてさて冷風機は本当に冷えるのか・そして使い勝手はどうなのかレビューしていきたいと思います。この夏冷風機を購入しようかと思っている方注目です!

 

 

 

 

「クーラー・冷風機・扇風機・冷風扇」知っているようで知らない夏に活躍する機器達の違いとは?

レビューの前に、まずは夏に活躍する涼しい機器達の違いを紹介していこうと思います。

活躍度No1「クーラー」

 

シャープ ルームエアコン 冷房時おもに6畳用 《2015年モデル FDシリーズ》 プラズマクラスター7000搭載 AC-225FD

まずはクーラーについて簡単にご紹介。クーラーの一番の特徴は吐き出す空気が冷たいということです。冷たい空気が吐出されるから室内を効率的に冷たくすることが出来ます。そして冷たくするにはコンプレッサーが用いられ、室外機にコンプレッサーが搭載されています。

通常コンプレッサーは動作時の音が厄介で、どんなに小型化され効率化されてもそれなりの音がしますが、クーラーの場合は室外機にコンプレッサーを搭載することで、室内にはコンプレッサーの動作音が響きません。また排熱処理に関しても室外機が全て行ってくれるため一切考える必要がありません。

ボタン1つで冷たい空気を静かに吐き出すことが出来る、これがクーラーの一番の利点と言えます。夏に活躍する機器の中でもダントツに冷えますが、その反面消費電力が激しいところがデメリットでもあります。しかし最近では若干値が張りますが消費電力を抑えた最新タイプも登場しています。

 

活躍度No2「冷風機」

 

TOYOTOMI 【簡易窓パネル付】 冷暖スポットエアコン TAD-22FW(W)

今回私が購入した冷風機ですが、夏に活躍する機器の中では活躍度は2位です。クーラーと同様コンプレッサーが搭載されており、吐出される空気も冷たいです。そのため冷たい空気で部屋を冷やすことが出来ますが、室外機が無く一体型なため規模が小さくなりクーラーに比べて冷やせる能力は下がります。

そんな冷風機は一体型ということもあり空気清浄機の様な格好でどこにでも移動することができます。また設置に工事も必要なく必要なところで使うことが出来るため消費電力はクーラーに比べて低い特徴を持っています(最新クーラーより消費電力が高いこともアリ)。

しかし、コンプレッサーの音が本体からダイレクトに響き渡り、また熱交換器からの排熱も同時に吐出されるためダクト等を利用して上手く排出しないと部屋の温度を下げることは出来ません。

 

活躍度No3「冷風扇」

 

山善(YAMAZEN) 冷風扇(リモコン) タイマー付 ホワイトシルバー FCR-C405(WS)

冷風機と勘違いされる冷風扇ですが、形も冷風機と似ていて部屋中どこにでも移動することが出来ます。しかし冷風機やクーラーとは異なりコンプレッサーは搭載していません。そのため体感で満足できる冷たい空気を吐き出すことは出来ません。

冷風扇はその名の通り扇風機の一種で、予め水をタンクに入れ毛細血管現象を利用して少しずつ布等の材料で吸い上げ、後ろから周囲の空気を当てることで生じる気化熱を利用して熱を奪います。周囲の空気の温度と水の温度との差があればあるほど条件は良くなり、逆に周囲の空気の温度が高ければ吐出される空気も生温くなります。冷風機やクーラーとは大きく冷風能力のレベルの差があり、扇風機よりは少しマシといった所です。また水を使用するため湿度が上がりやすくなります。しかし消費電力は扇風機と変わらず非常に低く経済的です。

 

活躍度No4「扇風機」

 

山善(YAMAZEN)  30cmリビング扇風機(リモコン)タイマー付 YLR-C30(WA) ホワイトブルー

一家に一台はある扇風機。基本的に周囲の空気をプロペラの力で圧縮して吐き出すだけで、温度変化はありません。ただ汗等を体の表面から直に気化させることが出来るため、気化熱で冷たいと感じます。

冷風機やクーラーなどのように冷たい空気が出ないため冷えすぎずが起きづらく、体調的にも良いです。ただ現代のような異常気象の前では太刀打ち出来ないのが実際の現状。しかし冷風扇や冷風機、クーラーなどと併用することで効率よく冷やすことができ、また消費電力を下げることにも繋がります。

最近ではミスト噴射機能が付いた冷風扇タイプも登場しています。

 

冷風機を選んだ理由

夏に活躍する機器の特徴を紹介したところで、何故冷風機を選んだのかちょいとおしゃべり。性能的にはクーラーが圧倒的に上で、快適な夏を過ごすのであればクーラーをおすすめしますが何故冷風機を選んだのかというと単純に「楽」だったからです。

クーラーの場合は金額も高いですし、取り付けも依頼する必要がありますし、また引越し時には取り外しもする必要があります。それに比べて冷風機は価格もクーラーに比べれば安いですし、また取付工事が不要です。また製品によってはクーラーと変わらない冷風能力を持っている場合もあり(一般的なクーラーの冷風能力[2.5kw-2.8kw]、今回購入した冷風機の冷風能力[2.2kw])冷風に関してもある程度期待が出来ます。

また私の場合は来年にはまた引っ越しの予定があるというのも大きな理由でした。後でレビュー時にも紹介しますが、今回購入した冷風機の場合、冷風モード以外に除湿モード、送風モード、温風モードがあり、冬でも使えるというのも魅力でもありました。

 

家庭用の中で現時点で1番おすすめする冷風機「TOYOTOMI TAD-22FW」

毎度ながらレビューまでの導入が長いのはご勘弁。夏場を快適に過ごせるか、それとも暑さにやられて思考能力が止まるかの大事な選択なので是非ともしっかりと吟味してほしいわけです。

というわけで私も吟味に吟味して購入したのがTOYOTOMIから販売されている「TAD-22FW」という製品。以前から販売しているようで、形は大きく変わらずマイナーチェンジが繰り返されているようですが、常に高い評判があります。

 

TAD-22FWに決めた1番の理由は窓パネルが付いているという点です。前述したとおり、冷風機は一体型で冷風も吐き出しますが、排熱も吐き出します。そしてこの排熱をしっかりと処理できなければ部屋全体を冷たくすることは出来ません。

冷風機はスポットクーラーとも呼ばれており、工場などの屋外では作業場所だけを冷たくする事もできます。しかし密閉された空間では排熱処理をする必要があり、その時に必要なのが窓パネルです。ダクトとパネルを装着し、窓に取り付けることで排熱を屋外に出すことが出来ます。

 

ではでは早速レビューしてみましょう。それなりの大きさがあるのでこんな大きなダンボールで届きます。受け取った時にびっくりしましたが普通に通販などで購入できます。

002_20150720_tad22fw

 

 

ダンボールを開けると早速窓パネル用のダクトが登場します。開ける時にカッターで傷付けないように気をつける必要があります。

003_20150720_tad22fw

 

 

じゃん!付属品を含めた全内容です。まず注目して欲しいのがTAD−22FW本体のデザインです。冷風機の中ではダントツでシンプルなデザインでカッコイイです。色は白しか無いです。

004_20150720_tad22fw

 

 

横幅は44cm強あります。意外と全体的に大きい印象です。

005_20150720_tad22fw

 

 

高さも69cmあります。一般的な机の高さが75cm辺りなのでそれなりに高いです。

006_20150720_tad22fw

 

 

こちらは背面です。エアフィルターがあり、その下には左側が排出口、右側に吸入口があります。空気を吸って出す場所は全て後ろに集まっています。

007_20150720_tad22fw

 

 

排熱処理には欠かせないダクトです。前述したとおり冷風機は排熱処理をしっかりと行う必要があるため背面の排出口と吸入口にこのダクトを付け、窓パネルと繋げる必要があります。(付けなくても動作はしますが能力低下に繋がります。)

008_20150720_tad22fw

 

 

こちらはダクトを繋げるためのドッキングパーツ。

009_20150720_tad22fw

 

 

コチラのホースはドレン水を本体から排出するために利用します。TAD−22FWはドレン水が溜まらないノンドレン機構ですが、湿度が高い場所で使用するとちょっとづつドレン水が溜まっていきます。クーラーなどは何もせずに外に排出しますが、冷風機ではドレン水の処理も考える必要があります。一応本体内部にある程度溜める事ができ、一定値まで溜めるとこのホースや本体背面のドレン水排出口のキャップを外すことで排出できます。勿論湿度が高くなければ不要です。

010_20150720_tad22fw

 

 

ダクトを本体背面に取り付けた様子。不格好ですがまぁこれはしょうがないですね。

013_20150720_tad22fw

 

 

横から見た様子。ダクトの距離がある分、壁にピタリとくっつけることは出来ません。まぁエアフィルターもあるんでそもそも壁付けはオススメできません。

014_20150720_tad22fw

 

 

じゃん!お目当ての窓パネルです。簡単ですが自分で組み立てる必要があり、また窓の高さに応じて窓パネルをノコギリなどでカットする作業も必要になります。私も実際に10cm程カッティングして使用しました。ちょっと残念なポイントとしてはこの窓パネルを目当てで購入した者としては、材質や作りが簡易的でしっかりしたパネルでは無かった点です。

015_20150720_tad22fw

 

 

材質も樹脂製で組み立てるとどうしてもこの様に隙間ができます。実際に使ってみるとそれほどこの隙間は問題ありませんが、気になる人はパテなどで埋める必要もありそうです。(後述しますが窓に取り付けるときは工夫が必要です。)

016_20150720_tad22fw

 

 

窓に取り付ける際はこの様に窓で挟む形で固定します。勿論本固定は上下に付いている窓レールにはめ込みますが、かなり不安定です。

017_20150720_tad22fw

 

 

この様に窓パネル自体が二段式で高さを調整する形になっているためガッツリ隙間ができます。また押さえつけている窓は鍵がかからないため開閉してしまいます。この問題を解決するのが…

018_20150720_tad22fw

 

 

私大好きな100均商品達です!(ダイソーで購入)先ほどの隙間には隙間テープをはり隙間を埋めてしまいます。そして窓がズレないように防犯用の窓ロックを使用して固定します。アルミテープは窓パネルと窓枠の隙間を無くすために貼り付けます。アルミテープだけだとキラキラ光るので、窓パネルと同色の布テープで二重で貼り付けます。これをするだけで隙間はほとんど無くなります。実際台風が直撃した時もこれで難なく乗り切れました。TAD−22FWを購入する方はこれらアイテムは必須ですので忘れずに用意しておくといいでしょう。

019_20150720_tad22fw

 

 

出来上がりはこんな感じ。ここはセンスが光るポイントですね。今回使ったテープ類は剥がした時でもベタつかないため退去時でも心配ありません。(*環境によるみたいです。ちなみに私の場合は直射日光が当たっていたので跡が残りましたorz。一応有機溶剤や洗剤で拭くと綺麗に取れます。)

023_20150720_tad22fw

 

 

冷える冷える!めっちゃ冷えるぞ!!

使い方は窓パネルにしっかりドッキングした状態でコンセントに繋げ、後はスイッチを入れるだけです。本体にもスイッチはありますが、操作するためにはリモコンやリモコン下にある本体スイッチを使う必要があります。面白いのがリモコンを使わないにしても結局収納するとリモコンのボタンを押すことになり、リモコンの電池を入れないといけない点です。ちなみにリモコンの電池は別途用意する必要があります(単4×2)。

021_20150720_tad22fw

 

 

モード切り替えボタンを押すと「冷風モード、ドライモード(除湿)、送風モード、温風モード、AUTOモード」で切り替わります。基本的にはAUTOモードにしておけば、快適な環境に出来るよう自動的に冷風と送風と設定温度を調整してくれます。ディスプレイは電源オン時常に青く光っていて、現在の部屋の温度を表示してくれます。ドレン水が溜まった時もディスプレイで表示してくれます。

020_20150720_tad22fw

 

 

実際に動作している状況は写真だけでは伝えづらいので、動画も作ってみました。動作時の音に注目して聞いてみてください。

BGM無し版が良いとのコメントがありましたので追加しました。動作音が気になる方はコチラをご覧くださいませ。(追記:2017/06/25)

 

温度計付きの時計を風向口においてみると17.9℃まで下がりました。ガラス製の温度計ならもう少し下がりそうです。これだけ冷たい風が出せるならクーラーとほぼ一緒ですよね。

022_20150720_tad22fw

 

 

TAD−22FWを使ってみて冷風機をおすすめできるか!?

実際に使い始めてもうすぐ一週間経ちますが、ある時と無いときの部屋の温度は劇的に変わりました。TAD−22FWの場合、約6畳の部屋であれば快適に冷たくすることが出来ます。私の場合は6畳の和室に設置し、普段は約20畳のリビングで生活しているので畳のふすまを開けて、扇風機で冷たい空気をリビング向けに送っています。流石に冷えないだろと思っていましたが、これがかなり冷えて、26℃は余裕で保つことが出来ます。勿論環境によっても変わってきますが、思っている以上に冷風能力はあるというのが感想でした。

動画でも聞いたと思いますが、動作時の音は流石にうるさいです。騒音に寛容な方でもこれは気になるぐらいの音がします。単純にクーラーの室外機が室内にあるようなものなので仕方が無いですが、まぁ煩い。私の場合は設置場所と普段過ごす場所が離れているのでそれほど気になりませんが、同一部屋で設置し過ごす方は考える必要があります。実際、眠る際は畳部屋を使うのでガッツリ騒音を聞いて寝ています。まぁ寝てしまえばそれほど問題ないですが。

今回私はTAD−22FWをオークションを活用して¥38000(新品)で購入しました。この値段から考えるのであれば一応満足しています。ちなみに4万円程出せば窓クーラーという窓に取り付けるタイプのクーラーを購入することが出来ます。勿論窓クーラーも一体型なので冷風機と同様の騒音問題がありますが、どっちがいいかとするなら私は冷風機が良いです。

まぁ窓クーラーも冷風機も結局は設置できる場所が窓の位置に左右されるため購入時にはしっかりチェックが必要ですが、TAD−22FWなら最悪窓が無くてもスポットクーラーとして利用できるため汎用性は高いですし、直射日光が当たることが無いため窓クーラーに比べて劣化度合いに差が出てくるでしょう。

窓クーラーと比べれば冷風機をオススメしますが、クーラーと比べるのであればクーラーをオススメしますね。どうしてもクーラーが設置できる環境ではない場合や、クーラーとは別にペット用とか作業時用とかで欲しいというのであれば冷風機は選択肢としてアリだと思います。勿論窓ありきですが…

 

というわけで冷風機のレビューいかがだったでしょうか。実際に使ってみないとわからない良し悪しを伝えてみましたが参考になったでしょうか。

思っている以上に冷風能力はあるため、冷えに満足できないということは無さそうです。ただしっかりと排熱をするために窓パネルがセットになったタイプをオススメします。特にTAD−22FWはオススメです。

PICK UP RELATED ARTICLE

RELATED ARTICLE

関連する記事をピックアップ! 関連記事
Powered by Google(関連コンテンツ)