【ここまで来たか!】2000円台とは思えない魅力大な中華イヤホン「KZ ZS3」レビュー
ハイサイ!約1ヶ月間も投稿をサボっていました私(@こふす)です。色々ありましてちょい休んでいました。
今日はクリスマスというわけで絶賛クリぼっちを過ごし中なので重い腰を上げて面白いイヤホンのレビューでもしてみます。
今回レビューするのはKZ(Knowledge Zenith)というメーカーから発売されているZS3というイヤホン。
恐らくイヤホン好きな方なら「おっ!」と思った方もいるのでは無いでしょうか。
いわゆる中華イヤホンの類で2000円という価格で販売されているZS3ですが、最近低価格イヤホン界隈ではそれなりに評価されてきています。
まぁ元々KZのイヤホンはコスパが良く音質も良いことから評価されているわけですが、その中でも比較的新しいZS3をレビューしてみたいと思います。
2000円台とは思えない魅力沢山のKZ製 ZS3イヤホン
私はAmazonで購入したので2200円でしたが、その他のショップ等では1000円台とかで購入できたり、またAmazonでも安くなったりするようです。
まぁ2200円でも安いんですけどね。
パッケージはこんな感じ。
中華イヤホンというと最近だとケースなんかも付いてきたりしますが、ZS3には付いていませんでした。イヤホン本体にお金を掛けているのかな〜なんて思ったり。期待できそうですね。
イヤーピースは本体装着済み含め(S/M/L)の3つが付属。事前情報によるとZS3はイヤーピースとのフィットで大分音が変わるようなので、予め自分に合った物を用意しておくと良いかもです。
ケーブルはこんな感じ。端子がL字ですね。
リケーブル対応です。コネクタは先端が少し狭くなったタイプで本体との装着感は結構良いのが評価ポイントですね。装着時もグッと押し込めるのでそう簡単には抜けないかと。抜けやすいというレビューもありますが、皆さんそんなに引っ張るんですかね??(もしかするとロットでバラツキがあるかもですね)
線は一応LC-OFC型HIFI線材で無酸素銅を使っているようですがリケーブル出来るのでここらへんは好きなものを使ってみると良いかと。
本体はこんな感じ。ZS3にはマッド調とクリア調の2つの材質のバージョンがあり、それぞれマイク付きとマイク無し版があります。今回はクリア調でマイク無しを選んでみました。
面白い形状ですがこれが結構フィット感が良いのがポイント。長時間装着していても痛くならないので普段使いもし易いです。
KZ ZS3のスペック
- 駆動方式:ダイナミック型
- 構造:密閉型
- 再生周波数帯域:20 – 25000Hz
- インピーダンス:18Ω
- 出力音圧レベル:106dB
- コード長:約1.3m
公式表記がないためあくまで参考です:http://watchmono.com/blog-entry-6598.html
KZ ZS3音質評価
100時間程エイジングした方が良いとのことでしたが一旦20時間程エイジングした評価をしていきます。十分エイジングできた段階で改めて評価を更新します。
まず音質についてですが、初聴だとフラットチックなのかな?と思いますが、よくよく聴くとどちらかと言うと中低域が強めの音がします。
好き好みはあるでしょうが野性的な元気さが感じられました。
ただZS3の面白い所は高域が結構出ている点です。荒さのある元気な音ばかりと思いきやきちんと高域がカバーされているので、ポップ系の音楽であれば大抵心地よく聴くことが出来ます。
ただ低域が強いか?というとそんなことは無いのがちょい残念。ドンシャリとは言わなくてももう少し欲しかったかなという印象でしたね。一部のレビューではドンシャリ系と書かれてたりしてますが、正直ドンシャリではなく中低域が強めかなと。
バランスはそこそこですね。
エイジングで結構変わるっぽい
エイジングについてですが、未エイジングだと聞くに堪えないとは言いませんが「あれ?」という印象は恐らく多くの方が感じるかと思います。なので基本ある程度エイジングを施した上で楽しみ始めたほうが良いかなと思います。
エイジングで野性的な元気さ故のトゲが取れマイルドになり、より聞きやすくなります。結構音が変わる印象なので、使っていくにつれ味や深みも楽しめるのはナイスですね!
サブ機として是非持っておきたいイヤホン
音だけを総合的に評価すると、物足りなさはあるけれど普段使い・もしくはサブ機としてであれば非常に面白いイヤホンかなと思います。本体のクオリティー(見た目)も良しですし、リケーブル出来る楽しみもあります。ただメイン機としてはポテンシャル的にキツイかなと思うので、移動用として使ったり、またカスタム用として遊べるイヤホンとして使ってみるのも良いかもしれませんね。
KZ ZS3どうよ?買いなの?
私が感じた音の評価的にはべた褒めとはいきませんでしたが、ZS3の素晴らしい所はやっぱり価格です。2000円台で購入できるイヤホンとしては物凄く良い音を出してくるな〜と正直驚いています。価格崩壊なのか?それとも単純に中華イヤホンのクオリティーが上がっているのか、いやどちらもあるかもしれませんけど、いづれにせよもうここまで低価格で良い音が楽しめるなら中華とか揶揄出来ないなぁと感じざる得ません。
まぁここ2、3年で数万クラスの中華イヤホンは評価されてきているので自然な流れかもしれませんが(私もTITAN5の初聴には驚きましたよ)、数千円しかも2000円台でもここまで来たのかと、ちょっと面白い時代になったなと改めて思いました。そういえばS530も面白い音出してましたね〜
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というわけで価格と音質両方を評価すると物凄くコスパ高く、そして面白いイヤホンだなと思いました。イヤホン好きな方は一度体験してみるべきでしょうし、また低価格で良い音を楽しみたい方もチェックしておきたいイヤホンですね。
そして是非エイジングやカスタムをしてZS3の魅力を引き出した楽しみ方もしてみてはいかがでしょうか!!