5,000円以下のBluetooth完全ワイヤレスイヤホン「SoundPeats Q16」を使う!
アンダー1万円から始める完全左右分離ワイヤレスイヤホン400-BTSH004
以前低価格で購入できる完全ワイヤレスのBluetoothイヤホン「SoundPeats Q16」をレビューしましたが、今回はよりコンパクトで7000円前後で購入できるサンワサプライ製「400-BTSH004」をレビューしてみたいと思います。
AppleのAirpodsやEarinを代表に、完全ワイヤレスイヤホンと言えば充電可能な専用ケースが付属してくるのが多いわけですが、400-BTSH004も約3回分の充電が可能な専用ケースが付属してきます。
公式販売ページを見てもある程度重要なポイントは抑えてきているなという印象を受けますが、さて使い心地や気になる音質はいかがなものなんでしょうか。実際にサンプル品で試してみたいと思います。
Bluetoothイヤホン(完全ワイヤレスイヤホン・True Wireless・コンパクト・左右ワイヤレス) 400-BTSH004の販売商品 | 通販ならサンワダイレクト
アンダー1万円からの完全ワイヤレスイヤホン。サンワサプライ製400-BTSH004
そもそも完全ワイヤレスって何?
まずは簡単に完全ワイヤレスイヤホンの説明から。
「完全ワイヤレスイヤホン(又はトゥルーワイヤレスイヤホン)」は、Bluetooth接続で無線通信を用いたタイプの比較的新しいイヤホン。Bluetoothを用いる点では従来の「Bluetoothイヤホン」とカテゴリ的には同じですが、異なる点は左右のイヤホンを繋ぐケーブルが無いという事。
これまでのBluetoothイヤホンだと、[プレイヤ – イヤホン]間の無線接続までしか出来ませんでしたが、完全ワイヤレスイヤホンだと[プレイヤ – イヤホン]に加え、左右のイヤホンも無線接続出来てしまいます。
要は簡単に言うとケーブルが一切無いわけです。耳栓の様に独立しているので非常に使い心地が良いというメリットがあるわけですね。2017年は完全ワイヤレスの時代と言われています。
実は2016年頃から既にこの完全ワイヤレスはちょいちょい製品化されていましたが、2016年末頃になると低価格を得意とするメーカーが完全ワイヤレスの開発&販売を行うようになり、徐々に一般ユーザーに手に入れやすい価格帯になってきた背景があります。以前レビューしたSoundPeats Q16がその代表だったりしますが、今回レビューするサンワサプライ製の400-BTSH004は、低価格とハイクラスモデルとの丁度中間位置にある製品になります。
安すぎず、高すぎず、そして一通り完全ワイヤレスの魅力を味わえる。そんな魅力があるわけですね。
こんな感じのイヤホン
まずは内容物から。バッテリー内蔵の専用ケースと、イヤホン本体、イヤーピース(S / M / L)、充電用のMicroUSBケーブルが付属してきます。
早速本体から見ていきましょう。こちらが400-BTSH004の形状です。ちょっと小型のハンズフリーかな?というサイズ感ですね。
左右どちらにも同じボタンが搭載されていて、どちらで操作してもOK。というのも400-BTSH004には音楽を聞く時に使う両耳接続と、片耳だけで使う時用の片耳接続の両方に対応しているため、左右のどのイヤホンを使っても良いように等しく操作ができるようになっています。
マイクも搭載し、ヘッドセットとしても勿論利用可能。
重量は片方8gで、直径8mmのドライバを搭載。Bluetoothは省電力が売りのバージョン4.1で、最大連続使用時間が2.5時間(公称値)のスペック。
サイズ | W18.8×D7.8×H28mm(片耳のみ) |
重量 | 8g(片耳のみ) |
電源 | 内蔵型リチウムポリマーバッテリー |
充電時間 | 約2時間 |
連続使用時間 | 通話・音楽再生/最大約2.5時間、待受時間/最大30時間 |
ドライバーユニットサイズ | 直径8mm |
再生周波数帯域 | 20~20KHz |
マイク感度 | -42±3dB |
生産国 | 中国 |
付属品 | イヤーピース S/M/L各2個、充電用microUSBケーブル |
適合規格 | Bluetooth Ver.4.1 |
送信出力 | Class 2 |
対応プロファイル | A2DP(オーディオ)、AVRCP(リモートコントロール)、HFP(ハンズフリー)、HSP(ヘッドセット) |
連続使用時間が2.5時間ということでバッテリーに関しては決して贅沢では無いですが、専用ケースを用いれば3回充電することが出来るため、イヤホン本体と専用ケースをフル充電していれば、本体の2.5時間+専用ケース3回分の7.5時間=約10時間の再生が可能になります。勿論充電時間を含めると連続で10時間とはならないですが、通勤の間だけ・ウォーキングの間だけ・ハングアウトする時だけなど、使う時を限定すれば使い道は十分ありそうです。
実際の使用感
私は既に完全ワイヤレスを体験済みなので新鮮味は無いですが、まぁやっぱり良いですよね。特に400-BTSH004の場合イヤーフック式で耳掛けではないので耳穴だけで装着が完結します。
邪魔なコード等が無いのでストレスフリーなのは当たり前ですが、重量も約8gと軽いですし、サイズもアンダー1万円の中ではコンパクトの部類に入るので装着感はまずまず。ただちょっと残念なのはイヤーピースとイヤーフックが一体型なため、イヤーピース単体で交換することが出来ません。相性が悪いとここで躓く可能性もあるだけに勿体無いなと感じました。
接続の安定性はすこぶる良好!ただ接続には一手間必要
慣れてしまえば簡単なんですが、ペアリングする際に両耳接続させる時はそれぞれのマルチファンクションボタンを8秒間押し続ける必要があります。片方だけだと片耳接続になるため、両方押すというところがポイントになります。なので最低でもペアリング完了までに8秒間の間が必要なわけですね。
AirPodsの様に耳に装着して直ぐに接続される仕様ではないので、ここらへんは使い方でカバーする必要があります。でもケースから取り出しつつ直ぐにマルチファンクションボタンを押せば、耳に装着している頃にはペアリング完了してたりします。
音質は?
音質は言うまでもなく有線のイヤホンに比べると勿論劣ります。あとapt-x未対応なのでBluetoothイヤホンの中でも標準的な音質になります。最近だとapt-x hdなども登場してBluetoothイヤホンと言えどもそれなりに高音質で楽しむことが出来つつあるだけに、ちょっと物足りなさは感じるかもしれません。ただ本製品は完全ワイヤレスですから、音質云々の前にストレスフリーなリスニングが出来るという魅力があります。
完全ワイヤレスの場合どうしても筐体的な部分で物理的制限が大きいので、このレベルの音質をアンダー1万円で楽しめるなら良いじゃん!って印象でした。
初めての完全ワイヤレスには良いかもよ!!
記事執筆段階では7000円でお釣りが来る価格で購入できるので、高すぎず・そして安すぎない良い塩梅の価格帯の完全ワイヤレスイヤホンだなと感じました。
勿論それなりに完全ワイヤレスの魅力を味わうことも出来ますし、いざ使わなくなったとしてもいきなり1万円以上の物を購入するよりも痛手も少ないのかなと。
ヤワな作りなわけでも無いので、気に入ればある程度使えるんじゃないかなと思います。
Bluetoothイヤホン(完全ワイヤレスイヤホン・True Wireless・コンパクト・左右ワイヤレス) 400-BTSH004の販売商品 | 通販ならサンワダイレクト
完全ワイヤレス最近気になっているけど、中々購入に踏み切れなかったという方には非常にマッチするんじゃないかなと感じました。