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奉行の映画汁『第一回:知識なしで観る!スターウォーズ/フォースの覚醒(ネタバレなし)』

 

ども!今回から数回、寄稿させていただくことになりました

蟹奉行(kanibugyoh)と申します!

某所で「蟹奉行」という名前でイラストを細々と描いている者ですが、近々LINEスタンプなんかを販売して長者番付入りする予定なので、どうぞ顔見知りを!(この発言の数数カ月後、路上生活者となっているKANIBUGYOHの姿が…)

トリミング↑こういったイラストを描いております

 

今回から僕が書かせていただくのは、映画鑑賞の感想を綴った記事です。

僕は日頃からちょくちょく映画を観る方なのですが、観る本数が増えるごとにどうしても何を観たか忘れてしまったり、映画を観たあとはツイッターなんかで感想を羅列するのが定番となっていました。

そのため、「観た作品を忘れないため」「自分の感想に対しての反応が見たい」という2つの思いから、映画感想を書かせて頂くことになりました。

 

初回は何を取り扱おうかかなり迷いましたが、鑑賞した映画の中から僕がピックアップしたのが、現在も絶賛公開中であるスター・ウォーズ/フォースの覚醒です。

スター・ウォーズ

 

 

世界で最も有名と言えるSF映画「スター・ウォーズ」サーガの第7作目(外伝作品除く)である今作は、映画好きでなくてもご存じの方は多いでしょう。シリーズのナンバリング作品ではおよそ10年ぶりの公開であり、北米での興行収入が2009年公開作「アバター」を超えたことから、話題性だけでもかなり有名な作品です。

しかし、取り扱う前に一つ問題があったのです。それは…

 

「スターウォーズ・・・なにそれ?おいしいの??」

 

・・・すいません。スター・ウォーズ、一作も観たことないっす。

 

正確に申し上げると、数年前に1作目(エピソード4/新たなる希望)を借りて途中で寝落ちし、それっきりです。

こんな状態で観て楽しめるのか?過去作を全部見てから観に行った方が良いのか?」と見る前には様々な懸念が脳裏をよぎりましたが、結論として導き出したのは「むしろ見ないほうが良くね?」でした。往年のファン目線で書くと他と内容が被りそうだったので、「少しでも数の少ない新参者の目線で感想文を書いてやろう」という魂胆で、あえて過去作を観ずに劇場へと足を運んだのです!

 

そこで今回は、スター・ウォーズ新参者なりに思った感想を、3つのパートに分けて書いていきます。

もちろん、ネタバレ無しで書いていくのでご安心を!!

 

 

1.過去作に対するオマージュ

スター・ウォーズと聞いて印象的なのが、宇宙をバックに表示されるイエローのタイトルロゴと、画面の奥へと流れていくあの文章です。

この表現は他の映像作品でも度々オマージュされ続けているため、スター・ウォーズ作品を観たことがない僕でももちろん知っています。

今作ももちろんこのタイトルバックから上映が始まるため、「あぁ、スター・ウォーズだ。」と思わされました。いわゆる「スター・ウォーズ・スタンバイ」(略・スタバ)の状態に陥るでしょう。最近の若者が「今からスタバ行く?」なんて口にするのをよく耳にしますが、あれは「不躾なお願いで大変恐縮なのですが、私と一緒に今から『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を鑑賞しに行ってもらえませんか?」という意味です。間違えないよう注意しましょう。

 

映画を観て思ったのが、「なんか古臭い」という印象です。例えば、カットが移り変わる際の表現は明らかに昔の映画を意識した表現でした。

僕も詳しい方ではないですが、最近の映画だと、カットが切り替わる際には暗転(画面が真っ黒になり、一度リセットされる手法)ジャンプカット(画面が急に、全く別のシーンに切り替わる手法)が多いようです。

しかし「フォースの覚醒」ではワイプ(映像が左右や上下など、一定の方向に向かって塗り替えられていくような手法)という、昔の映画でよく見られるような手法を主に使っているようです。最近の映画ではあまり使われない手法ですが、今作ではワイプを違和感の無いよう上手く盛り込み、最新の映像と食合せが悪く無いように仕上がっていました。

c3PO非常にわかりづらいワイプ図解

他には、宇宙船などのコクピットシーンもカメラワークがシンプルで、いい意味で安っぽい印象を受けました。また、上映後のスタッフロールを観ながら、「なんかしょぼいフォントだなぁ」と思っていましたが、こちらもどうやら過去作を踏まえて作られているようです。

 

こういった細部のチャチさ加減は、往年のファンへのサービスと、旧作へのリスペクトが込められていると思います。また、ファンサービスだけでなく、新参者にとってもむしろ新鮮味のある映像となっていました。

 

 

2.物語は理解できるか

そして一番重要となるのが、「過去作を見ていなくても、物語は理解できるのか?」という点です。こちらは、前述した「過去作に対するオマージュ」にも絡んでくる内容です。

結論から言うと、物語の内容は完全に過去作からの続きとなっており、おおまかなあらすじを知っていなければ話についていけません。実際、僕もついていけない部分が非常に多かったです。

上映が始まるとまず「フォースの覚醒」時点での状況があらすじとして説明されますが、それはあくまで「エピソード6からどうなったのか」を説明したものになっています。そのため、エピソード1からの大まかな流れなどはセリフの節々から推察するしかありません。

 

もちろん今作での登場人物の目的や、勢力図は理解できます。

しかし、過去作の人物名や「暗黒面(ダークサイド)」などの用語は詳しく説明されないため、ついていけないという方もいるでしょう。字面から推察できる言葉ではありますが・・・。

また細々としたカットにも過去作のオマージュが多く、知らないと「ん?」てなるシーンも結構ありました。ミレニアム・ファルコン内での怪獣ホログラフのシーンとか。

 

最近公開された続編モノの「マッドマックス」や「ジュラシック・ワールド」は予備知識無しでも話についていける映画でしたが、「フォースの覚醒」は過去作との繋がりがかなり強い作品と言えます。

そのため、過去作を観た上で鑑賞するか、過去作のあらすじを大まかに知った上で観ることをオススメします。ストーリー上の盛り上げ所を十分に楽しむためには、過去作の鑑賞は必須のような感じを受けました。

 

 

3.スケール感の表現

過去作を知らない私が「フォースの覚醒」を見て、一番心を奪われたのが「圧倒的なスケール感の表現」でした。SF映画は「非現実的なもの」を描けることが魅力となっていますが、数ある非現実的な描写の中でも一番わかりやすく、インパクトの強い要素がスケールのデカい物でしょう。

今作は、「惑星を覆い隠すように現れる宇宙要塞」、「砂漠で廃墟と化している巨大な建造物の残骸」など、かなりスケールのデカいシロモノが数多く登場します。

 

例えば、今作の主人公が初めて登場するシーン。おそらく数キロはありそうな巨大な宇宙船?の残骸を一人散策するシーンから始まります。かなりデカい鉄の塊と人間一人との対比が、今だからできる映像表現!という感じになっていました。

他には、中盤から登場する敵の巨大兵器も、あまりの大きさと威力に度肝を抜かれます。「あ!これガンダムで観たことあるやつ!コ○ニーレーザーの凄い版や!!」と思いましたが、それを実写で観たのは初めてでした。ハリウッドの最先端技術で表現された兵器の破壊描写は、お世辞抜きでかなりアガるシーンのひとつでしょう。

 

総評すると、「フォースの覚醒」は映像だけでも一見の価値がある作品だと思います。これだけのクオリティで作られた映像を、劇場で観られる機会はなかなか無いと感じました。

「劇場で見るべき映画」と「家で見ても大丈夫な映画」は大きく分かれますが、今作は間違いなく前者です。良い音響とデカいスクリーン、そしてポップコーンが似合う映画でしょう!

ただし観る前に時間があれば、全シリーズに目を通してから鑑賞すると、より楽しむことができます。

 

最後に、僕のアガったベストシーンを3つ紹介します!

 

1.サムズアップシーン(詳しくは直接観てね)

2.砂漠戦、エンジンカットから背後を取って撃墜するまでのシークエンス

3.赤光を背に現れるタイ・ファイター

タイ・ファイター3のシーンの記憶スケッチ

 

以上が「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観ての感想です。長々と書いてしまいましたが、こうやって人に語りたくなるのがスター・ウォーズの魅力です。

あと、BB8がめちゃくちゃかわいいのでBB8のために観ても良いでしょう!!

BB8HIJOUNI-KAWAII

8b ←観た人ならわかるBB8さいかわシーン

 

次回は「ジェイコブス・ラダー」という作品の感想を述べる予定です。

雰囲気が個人的にかなり好きな作品で、スター・ウォーズとどちらを先に書こうか、かなり迷いました。特に「ある持病」を持つ方にオススメの作品ですので、次回まで生きていれば紹介したいと思います。

それでは!!

 

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