ブラウザで重要な処理を行う時はGoogle Chromeを使用したほうがいい理由
10人いれば10通りの好みがある。ブラウザでも同じでFirefoxが好きな人、Chromeが好きな人、IEが好きな人、はたまたOperaが好きな人、人の数だけ使用するブラウザは異なり、バリエーションがあってコレはコレで面白い。
しかしながらどの世界にもデフォルトとなる模範的な選択肢は大抵1つに絞られ、ブラウザ界でも勿論時期時期で入れ替わりがあった。
最近になって圧倒的なシェアを誇るブラウザが出始めた。それはGoogleの風雲児「Chrome」だ。歴史的には浅く、2009年に突如登場してからというもの着々とシェア数を伸ばしている。
Chromeを好むユーザーは「Google製」だからという理由だけで使用しているわけではない。Chromeの1番の特徴は「柔軟さ」であり、公式のストアには無料有料問わず沢山の拡張機能があり自由にDLすることが可能だ。やりようによれば最強のMYブラウザを簡単に手に入れることができるのである。モバイルとの連携の環境が整っているのも理由に入る。
これまでは老舗中の老舗「IE」が全体のシェア率の半数を握ってきたわけで、「取り敢えずIEに対応させろ」と長年WEBデベロッパー達は精をなしてきたわけだが、ブラウザ界のデフォルトが変わったとなると今度は「取り敢えずChromeだ」となるのは至極自然な流れだろう。
最近のWEBページは殆どがChrome最適化が施されている。
コレによって何か大きく変わるということはまずない。IEだってFirefoxだってOperaだって日々更新され、ユーザーに見捨てられないよう最新技術への対応&バグフィックスが行われている。
しかしながらWEB界は完全にChrome一択と言ってもいいほど急速に一択化の方向へ流れている。
私事だが最近こんなっことがあった。ある有料WEBサーバーのデータベースでバックアップをインポートする作業をFirefoxで行っていたのだが、一向に処理が終わらないのだ。特に複雑な処理が必要な作業ではない。ただファイルをインポートするだけで10秒もあれば終わる作業が、15分たっても終わらない。終いにはセッション切れになり最初から繰り返す羽目に。IEで行っても同じだったが、これがChromeで行なうと一瞬で完了した。
デベロッパーならモダンブラウザに対応していないWEBサーバーのデータベースに非があると口をそろえて言うかもしれない。だがそこまでChrome一択の波は来ているのだ。なにもこれだけではない。Googleが運営するWEBサービスの殆どがChromeとの親和性を意識されている。いまやGoogleのサービス無しでは生きていけない人もいるぐらいだからこの影響は大きいだろう。実際にシームレスさを選んでChromeをデフォルトブラウザに選択した方も居るだろう。
Chromeが全て良いとは言っていない。現にこの記事を書いている私はFirefoxラブだし、Chromeを使用する状況はあまりない。だがChromeをインストールしておいて損はない。そして重要な処理を行う時、例えば戻れないような作業時や商品を購入する時、デベロッパーモードを使用する時はChromeを使用したほうが私は良いと最近思う。