今日29日はフランスの芸術家「ニキ・ド・サンファル」の生誕84周年。Googleロゴもニキ独特のユニークなフォルムに
もう10月も終わりで涼しさが寒さへと変わってきていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか!関係無いですがアンチハロウィンな私(@こふす)にとっては憂鬱な週であったりなかったり…
さてさて話し変わりまして今日10月29日はフランスの彫刻家で芸術家の「ニキ・ド・サンファル」の生誕84周年ということで、毎度ながら我らがGoogle先生もロゴをニキの作品独特のユニークなフォルムに変身しています。
今日のフォーカス「芸術家 ニキ・ド・サンファル」
彫刻や芸術をしている方は勿論、知らない方でも一度は見たことがある方も多いニキの作品は、女性をテーマにした作品が多いことで有名。
なかでも妊婦からヒントを得たユニークなフォルムをした太った女性「ナナ」は世界中から愛され、一気に彼女の彫刻・芸術家としての知名度を世に知らしめた。
もともとモデルとしても活躍していた彼女が芸術に携わるようになったのは自身の性格と周囲との関係の拗れだった。23歳の時神経衰弱に陥った際に治療の一環として始めたのが絵で、それから2年間絵を描き続け芸術家になろうと決心する。
それから有名芸術家の作品に触れ着々と芸術の才能を開花した後、31歳の時に絵の具を埋め込んだレリーフを銃で撃つという周囲を驚かせる衝撃的なパフォーマンス「射撃絵画」を行い注目を浴びた。
その後、立体作品に精を注ぐようになり生涯作品の中でも1番有名な、ユニークなフォルムと斬新な色彩で評価を得た「ナナ」シリーズを次々と発表していく。
彼女の生み出したナナシリーズは、フォルムとともに原色を使った色使いで新しい彫刻の可能性を示し、彫刻という枠を大きく広げた。
晩年には巨大建築、演劇、映画など活動の枠をひろげ、1998年にはタロットカードをモチーフとした作品を配した彫刻庭園「タロット・ガーデン」を、20年の歳月を経てイタリアに完成させた。2002年71歳で死去。
芸術以外でも「ニキ 香水」と聞けば知っている方もいるとおり、香水のボトルデザインや香りの制作もしており、またエイズ対策についても本を書くなど盛んに活動をしている。
参考サイト