お洒落インテリアですか?いいえBluetoothスピーカーです。inateck「MarsBox」
過去最高のエルニーニョ現象が起こるそうで、沖縄も暖冬?いや長期間の夏になっていますがさて皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さてさてdegitekunote2ではBluetooth式のスピーカーを2つほどレビューした事がありますが、今回は同じくBluetoothスピーカーでもおしゃれ度の高いinateckのMarsBoxという製品をレビューしていきます。
スピーカーは据え置きタイプなので、やはり見た目がカッコイイ、またおしゃれなものが好まれます。気軽に購入できる価格でお洒落なBluetoothスピーカーを探しているという方は是非ご覧くださいな。
赤が映える!シャレオツBluetoothスピーカー
名前がMarsBoxで、私大好きなinateck製のBluetooth式スピーカーになります。inateckを始め最近活気づいているガジェットメーカーではBluetooth式スピーカーが沢山販売されています。その沢山あるBluetoothスピーカーの中でもMarsBoxは比較的新しい部類に入ります。
というわけで新製品のサンプル品を提供してもらいました。早速見ていきましょう!
パッケージ外装の中からは更に箱が登場します。価格は5000円台ですが、開ける前からちょっと期待させます。
ジャン!
中身はMarsBox本体と、ケーブル類、説明書の3点です。
では詳しく見ていきましょう。まずはケーブル類からです。
MarsBox本体の赤色のカラーに合わせて、ケーブル類も全て赤くなっています。MicroUSBケーブルとAux-inケーブルの2つが入っていました。
豪華にも絡みにくい布スリーブで作られています。こういった細い部分がこだわっているのは流石inateckですね。
最初に充電から行う必要があります。まぁぶっちゃけ若干バッテリーあるんですけどね。
じゃじゃーん!これがMarsBox本体です。記事タイトルでおしゃれインテリアと書いた理由も納得出来るデザインかと思います。変わったデザインをしていますよね。
横から見ると分かりやすいですが、実は形状が斜めになっているのが特徴です。普通に置くだけでスピーカー部分に傾斜がつくため音が広く伝わりやすくなっています。
上部にある丸や+等は操作ボタンです。いちいちお洒落ですよね。
個人的におぉと思ったのが底面部分の足です。音響機器は最終的に足で決まると言われる事もあるほど足が重要で、インシュレーターなどと呼ばれています。インシュレーターが良ければ良いほど不要な共振を防ぎ、本来の音が出せます。MarsBoxにはインシュレーターは無いですが、それに代わるグリップが付いています。
ゴム状になっていて、フィルムを剥がすことで綺麗にピッタリと机と密着してくれます。無いよりはあった方が良いので個人的に評価するポイントかと思います。
左右で横側のデザインが異なるのも面白いです。見ていて飽きないBluetoothスピーカーはこれが初めてかも。
裏側には充電用のMicroUSBケーブルとAux-inケーブル端子、そして電源ボタンがあります。ちなみに充電端子があるということはMarsBoxには内蔵バッテリーが搭載されています。驚く無かれ、なんと2200mAhのバッテリー容量で、公称値で10時間から15時間音楽を再生することが可能です。
Bluetoothは4.0でペアリングコード無しで簡単に繋げることが可能。対応可能なプロファイルは代表的なもので言うとA2DPなどがあります。ただA2DPはSBCコーデック一択なので、はやりのAPT-Xではありません。音質が気になるところですね。
裏側の電源ボタンを長押しすると電源が入り、全面のLEDが点滅し始めます。
上部の操作ボタンは4つあり、+ボタンを押すと次の曲(長押しでボリュームアップ)、−ボタンを押すと前の曲(長押しでボリュームダウン)になります。1番右端の丸ボタンは再生と一時停止のボタンですね。
ちょっと見づらいですがMと電話マークのボタンは多機能ボタンと言って、色々な機能を操作することが出来ます。例えばMarsBoxはマイクも搭載しているのでハンズフリーに切り替える時にこのボタンを押したり、またFMラジオに切り替えたりする時も使用します。更にMarsBox側でペアリングを解除することも可能です。
では実際に音楽を再生してみた様子を動画でご覧ください。
FMラジオを聞く際はMicroUSBケーブルを接続しておく必要があります。特別充電はしなくても良いです(充電すると逆に電波が悪くなります)
ではラジオを聞いてみた様子も動画でご覧ください。
お洒落BluetoothスピーカーのMarsBoxってどうよ?
実際に使ってみて感じたこととしては、お洒落度は抜群!だけど音質は普通レベルかなという感じです。折角なので良い点と、イマイチな点も紹介していきましょう。
MarsBoxの良い点
- デザインがお洒落だからインテリアとして置いていてもピッタリ!
- FMラジオが聞けるから音楽再生以外でも楽しめる。
- 最高10Wまで出力可能で、かなり大きな音が出せる。野外などで楽しむ事も出来るから活用範囲が広い。
- 低音がかなり出ている。というか低音向きのスピーカーかな。
- 底面部分のインシュレーター代わりのグリップの配慮がナイス!
- 2200mAhの内蔵バッテリーがあるからバッテリ切れを気にせず利用することが出来る。公称では10-15時間の再生が可能。
- Bluetooth4.0搭載で安定した無線通信が可能。再生途中に途切れてしまうことはほぼ無い。
- Aux-in端子搭載でBluetooth未搭載の再生デバイスでも音を出力することが可能。
- 付属のケーブル類が布スリーブで凝っている。
MarsBoxのイマイチ・苦手な点
- 音質は普通レベルでどちらかと言うと低域が主。中域や高域に関しては期待することは出来ない。
- Apt-Xに未対応でこれも音質があまり良くない理由でもある。
- 防水には未対応。ただ水気のない場所で使うのが大前提の製品なため特別問題なし。
- Aux-in端子は電源が入っていないと利用できない。バッテリ切れの時に使用できる回路だったらなお良かったかも。
お洒落且つ低音だけ欲しい人向け
イマイチ・苦手な点でも紹介した通り、音質に関しては残念ながら期待することが出来ません。以前音質が良いと紹介したOMAKER M4 Bluetoothよりも金額が高い分、出来ればM4レベルの音質はキープしていて欲しかったというのが本音ですね。でも低音は抜群に出力できているので、低音向きな音楽をよく聞くという方には逆に相性が良いかもしれません。
ただ音質は犠牲になっていますがデザイン性や出力可能な音圧などに関してはこれまでレビューしてきたどのBluetoothスピーカーよりも良いと思います。特にデザインはほんとお洒落で素敵です。赤色が強烈なので味気ない部屋に置くだけでちょっと華やかになりますしね!
私は普段から音にはこだわる傾向があるので、音質に関してちょっと低評価し過ぎた部分がありましたが、聞くに堪えないというわけではないので、音質は普通レベルで他の製品よりお洒落でインテリアとしても最適なBluetoothスピーカーを探しているならピッタリかと思います。
気になる方は是非チェックしてみてください。