ノートの落書き感覚で発信する情報ブログ、その名も「デジテクノート2」。 沖縄から不定期で好き勝手更新しています!今年で13周年目!

引き金を引くと温度が測れる非接触放射温度計は何かと便利で楽しい!

32_20150819_irscan

さて皆さん、「温度」を測りたいと思ったらどうやって測りますか?
普通は温度計を使用するかと思いますが、空間の温度ではなく物体の温度を測りたい時は温度計では無理ですよね。
まぁ液状のものであれば実験で使うようなガラス棒温度計で測れますが、固体の場合は難しいでしょう。

こんな時に便利なのが非接触型の温度計です。一般的には非接触放射温度計なんて呼ばれていますが、離れた所から表面温度を測ることが出来る優れ物らしいです。今回はなんとサンワサプライさんから提供してもらったので、初めての非接触放射温度計を触ってみたと思います。

 

形状がまるでスピードガン!トリガーを引けば即温度測定開始

というわけで早速Unbox。毎度ながらダンボールを開ける瞬間が面白い。

001_20150819_irscan

 

うぉぉぉ~

02_20150819_irscan

 

今回提供いただいたのは型番「400-TST430」の非接触型放射温度計。測定範囲は-38℃から365℃までで、1m20cmの距離でレーザーポインタ位置の直径10cmの範囲の温度を測ることが出来る精度をもっています。

03_20150819_irscan

 

液晶があると開封する前からウキウキしますな。

04_20150819_irscan

 

中身は至ってシンプル、本体と説明書と単4電池2本。

05_20150819_irscan

 

こんな風に持って、人差し指でトリガーを引くとレーザーが照射され即温度が測ることが出来るという仕組み。小学生でも使える簡単設計です。

06_20150819_irscan

 

液晶画面はこんな感じ。モノクロ液晶でバックライトが点きます。ボタンは3つありますが、左側のボタンは機能が未割り当てになっていて、押しても何も動作しません。

07_20150819_irscan

 

取っ手とトリガー部分。普通に握りやすいです。放射温度計にはガンタイプ以外にペン型や据置型など幾つか種類がありますが、ガンタイプは持ち運びと測定が楽です。

08_20150819_irscan

 

測定口部分。下にある小さな穴からレーザーが照射され、上の赤外線センサーで温度を測ります。

09_20150819_irscan
ここで1つ放射温度計の仕組みについて私なりに簡単説明
放射温度計が温度を測れる仕組みは赤外線にあります。実はモノは全て赤外線エネルギーを放射しています。測定口に赤外線センサーがあるように、赤外線エネルギーをカメラのファインダーの様に受け取り赤外線エネルギーの量からプランクの法則を用い温度を測定しています。ちなみにレーザーは測定位置が分かりやすいように付いています。

 

親切にも単4電池が付属しているので購入すると直ぐ使えます。

10_20150819_irscan

 

取っ手部分に電池を入れます。ちなみに電池ケースを開けるときに高確率で痛い思いをします。買った人だけが味わえる楽しみです(笑)

11_20150819_irscan

 

よしっ準備万端。

12_20150819_irscan

 

放射温度計を使って部屋中を測ってみるぞ!

インドア派な私は放射温度計で部屋中を測ってみたいと思います。外で使わないと意味ないだろと思っている皆さん、意外と部屋内でも面白いものですよ。

測定前にまずは電源を入れてみます。電源の入れ方はトリガーを引くだけ。自動的に電源が入り、直ぐに測定モードに入ります。ちなみに電池の残量なども表示されるので急な電池切れは問題なしです。

13_20150819_irscan

 

レーザー光は赤色でクラス2の安全設計。万が一目に入っても失明することは避けられます。ただ間違っても人に向けたりすることはしないように気をつけましょう。

15_20150819_irscan

 

早速初測定です。机の表面を測ってみました。こんな感じで26.8℃と表示されます。トリガーを引いている間は常に測定していて、位置をずらすことでリアルタイムに温度を測定していきます。下にはトリガーを引いた間で測定したMAX値が表示されます。

16_20150819_irscan

 

真ん中のモードボタンを押すと放射率を変更することが出来ます。放射温度計では金属や表面がツルツルしている部分を測るときは「0.70」を指定し、

17_20150819_irscan

 

それ以外では「0.95」を指定します。モードボタンを押すことで相互に切り替えることが出来ます。

18_20150819_irscan

 

ステンレスのマグカップを測る時は0.70ですね。

19_20150819_irscan

 

MacBook Proを測るときも0.70かな。

20_20150819_irscan

 

27.4℃。それほど冷たくないですな。

21_20150819_irscan

 

まぁ部屋の温度が28.2℃なんで一応MacBook Proは冷たいのかな。

22_20150819_irscan

 

ではどんどん手当たり次第に測っていきましょう。まずは先日購入した冷風機の送風口辺り。

23_20150819_irscan

 

14.8℃とは冷風機とはいえ流石です。ちなみにこの冷風機のレビューはコチラからどうぞ(冷風機は冷えのか!?TOYOTOMI「TAD-22FW」はスタイリッシュで高性能でオススメ!

24_20150819_irscan

 

冷風機といえば排熱ダクトもセットです。ついでに排熱ダクトも測ってみましょう。

25_20150819_irscan

 

49.8℃!約50℃とは驚きです。送風口からは14℃の空気が出て、排熱温度は49℃とは流石熱交換器ですよね。放射温度計を使用することで冷風機の仕組みについても興味を持つことが出来ますね。

26_20150819_irscan

 

西向けにある障子も測ってみましょう。丁度西日が強くなっている頃ですが…

27_20150819_irscan

 

30.2℃。それほど暑くはないようですね。う~ん面白い。

28_20150819_irscan

 

あまり測ることのない天井も測ってみましょう。

29_20150819_irscan

 

27.8℃でした。熱い空気は上に溜まるのでもっと熱いのかなと思ったんですが意外と涼しいみたいですね。

30_20150819_irscan

 

冷蔵庫の中は-3.4℃でした。私の冷蔵庫は冷凍庫でなくても氷点下らしいです。普通なのかな?

31_20150819_irscan

 

最後に沸騰した水を計ってみました。しっかり100℃をキープしていますね。ガラス棒温度計を持っていなくても測れます。

33_20150819_irscan

 

やっべ放射温度計めっちゃ面白れー

インドアレビューだったので面白みに欠けたレビュー内容だったかなと思うんですが、いや~ビックリです。

放射温度計マジ面白いです。取り敢えず測りたい衝動に駆られるのはもはや中毒なのかなというぐらいです。

とにかく直ぐ測れるし、レーザーポインター出るし、ガンタイプでトリガー引けるしで男の子はもうキュンキュンしちゃいますよね。

ただ最後に水の温度を測ったように簡単には測れないような温度を測ることが出来るように温度計としての機能は流石です。例えば料理中でもしっかり中に火が入っているのかチェックする際にも使えますし、私だとデスクトップPCの温度を測ったり、またレビュー時にデバイスが発熱するか等を測るのにも使えます。

価格もそう高くないようなので一家に1つ持っていると色んな用途で使用することが出来そうです。

今回レビューした放射温度計「400-TST430」の詳細情報

ちなみにAmazonでも購入できます。

PICK UP RELATED ARTICLE

RELATED ARTICLE

関連する記事をピックアップ! 関連記事
Powered by Google(関連コンテンツ)