実は知らないサイレンに関する8つの事実
どうも、三連休に何をしようかとウキウキわくわくしています私(@こふす)です。
さてさて、パトカーや救急車といった緊急車両が鳴らすサイレンってよく聞きますよね。先日交差点に入ったパトカーのサイレンの音が明らかに変わったのを目の前で聞いて、「スピードと関係しているのか?」と疑問を持ったのでちょいと調べてみました。すると色々とサイレンに関する情報を見つけたのでまとめてみました。
知ってどうする?な情報ばかりですが、豆知識として知っていると友人にドヤ顔出来るかもしれません。
*一応全て調べた上でまとめていますが、全て当たっているとは限りませんので気になったものがあれば自分でお調べ下さい。
豆知識1)周波数が決まっている
普段聞いているサイレンは実は周波数がしっかりと定められています。「ピー」の時が960Hz、「ポー」の時が770Hzです。これだけだと単音で遠くまで響かないため「ピー」の音に970Hzを合成し、「ポー」の音に760Hzを合成したビブラートがかかった状態で鳴らしています。ちなみにこの音は特許番号2004-69960でパトライト社が特許取得しています。
豆知識2)アクセルと連動ではない
冒頭でも書いたとおり、速度を落とした時にサイレンがかわりますが、信号待ちなどでサイレンが止まると緊急時ということを周囲に知らせることが出来ないためアクセルと連動ではないです。ちなみにサイレンの種類には一周期4秒と8秒があり、時と場所によって使い分けています。フロントパネルに切り替えるスイッチがあり、助手席側の人が操作するようです。またフットスイッチもあり、4秒と8秒以外に押している間鳴らすことが出来る手動スイッチもあります。
サイレンアンプの動画(YouTube)
4秒と8秒、更にフットスイッチでの手動サイレン(通称煽りサイレン)に注目。
豆知識3)停車中のサイレンは禁止されている
生活しているとよく聞くサイレンですが、停車中のパトカーがサイレンを鳴らしている状況は見たことがないと思います。というのもサイレンは緊急車両が運転中のみ使用出来ると制限されており、それ以外での使用は認められていません。
豆知識4)サイレンは緊急車両のみの特権
緊急車両と認められていない場合はサイレン音を出す装置を装備することは認められていません。ただし民間業者の車両で緊急時に出動できるように購入することは可能です。
豆知識5)サイレンとクラクションの併用は可能
交差点などでサイレン鳴らしながらクラクションを鳴らしているパトカーを見たことがある方も多いでしょう。「物騒だな」と思いがちですが、サイレン時にクラクションを鳴らす行為自体は問題ありません。そもそも一般車両においてクラクションの使用は制限されており、お礼や信号青を知らせる時に使うのも実は禁止されています。ですが緊急車両の場合は特別認められており、事故防止として行うため問題ではありません。因みに緊急車両は走行時において様々な道路交通法の制限を免除されますが、事故を起こせば一般車両同様に罰せられます。
豆知識6)サイレンの音量は定められている
周囲に危険性を知らせるために用いるのがサイレンです。なるべく遠くの方に知らせることが出来るようにサイレンの音の大きさは20m先で地面から1mの位置において、90dBから120dB以内と法律で決められています。
豆知識7)サイレンの種類は主に3つある
消防車はサイレン音+鐘の音を使い(火災現場出動時)、パトカーはサイレン音を使います。救急車は多少音階が低く、音の山と谷がはっきりしている音を使います。ただし交差点突破の時はパトカーと同じサイレンを使用し、住宅街や深夜などでは多少音量を下げることもあります。
豆知識8)サイレンor赤色灯無しで速度超過はNG
サイレンなしや赤色灯なしで走行中のパトカーでも速度超過の車両に対し取り締まることは可能(サイレンor赤色灯の判断はケースバイケース)です。しかしサイレンや赤色灯をつけていない時は緊急車両ではないため、そのような場合でパトカー自体が速度超過しているとスピード違反の罪に問われることがあります。