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神格化されるYouTuberとそれを見て思う違和感

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YouTubeがまだ出来たばかりでGoogleにも買収されていない頃から知っている私は最近ある違和感がどうしても気になってしょうがない。
それは動画をYouTubeに投稿しているUP主(俗にいうYouTuber)が視聴者から崇拝されつつある現象だ。コメント欄では崇拝者がYouTuberの名前に「様」付けて連呼しているのを至るところで見受けられる。
敬意をはらって「様」を付けて居るのではない。YouTubeというコミュニティの中である特定のYouTuber(主に有名な方)が神格化されているのだ。

視聴者は自分の意見の代弁者になりえるYouTuberを見つけては知らず知らずに崇拝し、意見が違う者が現れるとまるで宗教争いの様に戦い始める。そんなことが日常茶飯事でYouTubeのコメント欄では起こっている。
私を含めオールドユーザーは皆ここ2~3年でYouTubeが大きく変わっていることを感じているだろう。
いい例がHIKA◯IN。彼の動画はアップされて直ぐ様再生回数が301でベリファイに入る。そしてその間に何千というコメントの嵐で一論争が起きる。ちょっと前までは単純にHIKA◯INのアンチと信者のちょっとした言い合いだったのが、最近は言い合いの他に信者が集まり「HIKA◯IN様」と連呼している様子が伺えられる。どうやらその者達は信者から崇拝へ一段階レベルアップしたようなのだ。
たまたまHIKA◯INの例を出したが色んなYouTuberで同現象が起こっている。

ネットというそもそも匿名性の高い世界で意見を演説し自分の考え方を公開する作業を自分一人で出来なくなっているというか、そんな面倒なことをしなくてもいい状況がここ2~3年で整備されてきている。SNS始めコミュニティの中である程度知名度を持った人にすがり、そして軍団を作る。まさにそんなことが起き始めている。多少誇張はしているがそういう流れができていることに間違いはない。
一昔前のアングラであくまでも現実世界とは切り離された別世界のネット世から、現実世界が入り込んできている。無意識に皆それを感じ取って来たる日に備えて群れ作りをしているのかもしれない。
その道具として神格化するYouTuberがあるのかと思うと単純に動画すらも楽しめない。

どうなるのかYoutube。ここらが限界なのかあの頃のネットの世界よ。

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