ノートの落書き感覚で発信する情報ブログ、その名も「デジテクノート2」。 沖縄から不定期で好き勝手更新しています!今年で13周年目!

狭い隙間をスマホで覗く!LED内蔵USB接続エンドスコープって何?

027_20161003_potensic-endscope

よく配管工の人とか、水回りを整備する人とか、複雑な機械の中を整備する人が使う狭い隙間を覗くために使うカメラにエンドスコープがあります。内視鏡もエンドスコープの一種と言えますが、これらの仕事や業務をしない限りエンドスコープに触れる機会って無いと思うんです。

まぁまず使いませんし、それを必要とする場面も限られてますからね。ただこのエンドスコープ。最近では2,3000円で購入できる時代になっていて、しかもスマホで使える機種も多いんだとか。

今回は縁あってPotensicから発売中の型番「NTC85S 5M」のサンプル品が届きましたので、早速見ていきたいと思います。専門職の方が使うエンドスコープがお手頃価格で手に入る「NTC85S 5M」とは一体どんなものなんでしょうか〜

では見ていきましょう!

 

 

今回レビューするのはPotensicの型番「NTC85S 5M」。末尾の5Mは5mという意味で、同製品で7mバージョンも販売しています。

001_20161002_potensic-endscope

中身はこんな感じ。シンプルです。

002_20161002_potensic-endscope

付属品としてPC用のドライバー&専用ソフトを収録したCDと、保証書、そしてエンドスコープ本体とアクセサリーが付いてきます。

003_20161002_potensic-endscope

対応しているOSはWindowsとAndroidの2プラットフォーム。Windowsで使いたい場合は付属のCDに入っているソフトを用いて使用しますが、Androidで使用する場合は専用のアプリを用いて使用します。アプリは保証書に記載されているバーコードから直接.apkをダウンロード出来ます。

004_20161002_potensic-endscope

エンドスコープ本体はこんな感じ。基本的にくねくね形を付けられるコードと、その先端に付いている小型カメラ、そしてUSBコード付近にあるLEDライトの調節スライドの3つの要素で出来ています。非常にシンプル。

005_20161002_potensic-endscope

カメラをアップするとこんな感じ。周囲にLEDチップが内蔵されていて、中央にカメラが付いています。カメラの画素数は200万画素と最近のスマホと比べると貧相な仕様。ただエンドスコープで使う分には特に問題ない感じ。

006_20161002_potensic-endscope

LEDの調節スライドはこんな感じ。完全に消す事も出来ますし、最大光度は結構高く暗闇でも映像を映すだけの十分な光量がありました。

007_20161002_potensic-endscope

USBがちょっとおもしろくて、Windowsで接続して使用する時はUSB Aで普通に接続しますが、

008_20161002_potensic-endscope

Androidで接続する時はこの様にトランスフォームさせることでMicroUSBに変形させることが出来ます。わざわざOTGケーブルを用意しなくても良いのでここらへんはGoodですね。

009_20161002_potensic-endscope

これぞ変態胸アツ!1つでOTG・通常・延長に使えるトランスフォーム型USBケーブル

ケーブルは結構自由に曲げることが出来ます。エンドスコープなので配管の中を複雑な形で侵入させる必要があったりすることも多いので、変形に自由度が高いのは良いですよね。

010_20161002_potensic-endscope

付属してきたアクセサリーは3つ。

013_20161002_potensic-endscope

まずはマグネットが先端に付いたアクセサリー。金属品を狭い場所から引き出すために使うことができます。

014_20161002_potensic-endscope

鏡タイプもあります。

015_20161002_potensic-endscope

先端にフックが付いたタイプもあります。それぞれのアクセサリーはあくまであればいい程度なので、実際に使えるものかは不明ですね。

016_20161002_potensic-endscope

実際にスマホで使ってみる

今回は折角なのでスマホでエンドスコープを体験してみたいと思います。というわけで保証書に記載されていたバーコードから専用アプリをDLします。

011_20161002_potensic-endscope

Play Store以外から直接アプリをDLするのでセキュリティー的に不安がある方も多いでしょうが、まぁ特に問題なかったので普通にインストールしました。では早速起動させてみましょう。

017_20161002_potensic-endscope

アプリの画面はこんな感じ。「No Android endoscope found」と表示されています。

018_20161002_potensic-endscope

早速エンドスコープと接続してみますがうんともすんとも言わないアプリ。よくよく調べてみるとどうやらこのエンドスコープ、Android 4.4から5.0までしか対応していないと記載がされていました。

019_20161002_potensic-endscope

ただ恐らくバーコードでDLしたアプリがAndorid 4.4から5.0にしか対応していないだけだと思ったので、普通にPlay Storeで「エンドスコープ」と検索すると全く同じアプリ画面の「CameraFi – USB Camera / Webcam」というアプリを発見。

CameraFi - USB Camera / Webcam
CameraFi - USB Camera / Webcam

バーコードでDLしてインストールしたアプリを削除後、「CameraFi – USB Camera / Webcam」をインストールして再度エンドスコープを接続させると普通に認識できました。ちなみに使用したデバイスはXperia Z3 Android 6.0です。Android 4.4から5.0以外の方はこのアプリを使用してみると良いかも。

020_20161002_potensic-endscope

*余談:恐らくですがバーコードでDL出来るアプリは「CameraFi – USB Camera / Webcam」のOEM製だと思います(OEMって言うのか分からないですが汗)。「CameraFi – USB Camera / Webcam」の方がバージョンが新しいからAndroid 6.0でも使えたという落ちかと。

 

LEDも光ってます。良いですね〜

021_20161002_potensic-endscope

ちなみにエンドスコープのカメラが付いている先端はかなり発熱しています。手で触ると熱いと思うぐらいなので相当発熱しているようです。長時間の使用は出来ないかもですね。

023_20161002_potensic-endscope

では早速狭い場所をエンドスコープで探索してみたいと思います!と言いたいところですが、よく考えるとそんなに狭い場所なんて無いし、わざわざ排水口を見るのもちょっと…と思ったので取り敢えず穴のある隣の収納BOXを覗いてみます。

024_20161002_potensic-endscope

この収納BOXを開けずに上から下までエンドスコープで覗くぞ!

この収納BOXは以前レビューしたルーター専用の収納が出来るBOXで、配線を通すための穴が幾つか開いています。今回はエンドスコープを用いてこの穴を上手く潜って、一番下の層にある外付けHDDまで到達してみたいと思います。

もうルーターの置き場所に困らない!サンワサプライの「100-DESKS002M」が良さ気

 

カメラでリアルタイムに詮索中。案外面白くて探検している感バリバリです。

026_20161002_potensic-endscope

アプリから映像を録画することも出来ますし、カメラで撮影することも出来ます。配線用の穴を確認!!

028_20161003_potensic-endscope

映像は最高で1280×720 30fpsで録画出来ます。

029_20161003_potensic-endscope

その時の探索の様子も動画で録画してみました。

 

エンドスコープ面白い!使い道さえあれば便利な道具だったよ

今回実際に使ってみたエンドスコープ「NTC85S 5M」は現在2928円(記事執筆段階)で販売中で、かなり安い部類に入ります。実際にハードな使用こそ出来ないですが、ちょっとした時に使える便利な道具だなと思いました。約3000円のエンドスコープも中々クオリティー高いなという印象。

022_20161002_potensic-endscope

ただ勿論使い道が無いと私みたいに収納BOXを覗くという訳のわからないお遊び道具になってしまうので、狭い場所に大事な指輪を落としてしまったとか、排水口のつまり具合を見てみたいとか、手の届かない狭い機械の様子を確認したいとかで使う分には「NTC85S 5M」もアリかなと思いました。ちなみに「NTC85S 5M」はIP67仕様で水中でも使用可能です。

気になった方は是非チェックしてみては!!

 

PICK UP RELATED ARTICLE

RELATED ARTICLE

関連する記事をピックアップ! 関連記事
Powered by Google(関連コンテンツ)